”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ミソハギ

2015-08-13 10:36:45 | ブログ

遠州地方ではお盆の頃になると、

必ずこのお花が店頭に並びます。

 

  

ミソハギと言います。

お盆の13日から3日間だけ、お供えとして使われるのだそうです。

  

 

農産物直売所の入り口には、

ミソハギ専用コーナーが設けられるほど・・・。

 

  

  

一枚目の写真を見てもおわかりのように、

葉の先端がまっすぐに切られています。

 

私は、このシャキーンと切られた葉は、

ミソハギの葉だと思い込んでいたのです。

そして、どうしてこんなふうに切られるのか、

不思議でたまりませんでした。

  

 

昨夜、ご近所のミヤコさんのお宅に伺った時、

もう7時近くだというのに、作業小屋に灯りがついていました。

  

そこには、大量のミソハギが!!

 

  

 

今日の出荷に間に合わせるために、

ミヤコさんはせっせとミソハギセットを作っていました。

  

 

そして、ずっと謎だった「シャキーン葉」は、

ミソハギの葉ではなく、

茅(かや)の葉だということを教えていただきました。

茅の葉は細長く、先端が鋭いので、

先を切って、ミソハギと長さを揃えるのだそうです。

 

       【ミヤコさん作 ミソハギセット】

  

 

そして、ミソハギの意味は、

「禊(みそ)ぎのハギ」だということも初めて知りました。

花穂に水を含ませて、お清めに使うのだそうです。

  

ミソハギの花は、繊細でもろく、ぽろぽろと落ちていきますが、

その姿はとても涼しげで、

見ているだけで、身が清められる気がします。

 

コメント
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