”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

会ってみると小柄だった!

2015-08-19 08:41:39 | 在来種 伝統野菜

お土産でいただいた加賀野菜を紹介してきましたが、

最後は、会ってビックリ!!

意外と小柄な「打木赤皮甘栗かぼちゃ」です。

  

  

今まで、写真でしか見たことのなかったこの子。

すっごく大きな子だと思っていたのですよ。

 

  

でも、重さはなんと500g。

  

  

家にあった普通サイズのかぼちゃ「赤ずきん」と比べると、

大きさの違いがよくわかりますね。

 

  

赤ずきんは、1300gありました。

こうして見ると、同じ赤皮のかぼちゃでも、

赤い色の鮮やかさが違いますね。

  

  

カットしてみましょう。

 

 

皮近くが、特にオレンジ色が濃いように思えます。

 

  

  

伝統野菜のかぼちゃと言うからには、

そのルーツは日本かぼちゃに違いないと思っていたのですが、

なんと、西洋かぼちゃの走りと言われる

「会津栗かぼちゃ」をもとに作られていました。

 

昭和8年に、金沢市打木町の篤農家、松本佐一郎氏が

福島県会津市で作られていた会津栗かぼちゃを導入し、

それを選抜育成しました。

昭和18年頃には完成していましたが、

正式に発表されたのは戦後と言われています。

   

  

お料理に使ってみて驚いたのは、その肉質です。

 

●揚げて鶏と一緒に南蛮漬けに

  

  

 

●マヨネーズとヨーグルトで和えてサラダに

  

  

西洋かぼちゃを元に作られたとは思えないくらい

肉質がしっとり、なめらかなのです。

だから、すぐに火が通り、調理も簡単!!

そして、舌触りはすっごくクリーミー!!

  

 

サラダを作る時は、ラップをしてレンジにかけたのですが、

お皿の中に、かぼちゃからたくさんの水分が流れ出ていました。

(西洋かぼちゃは、そのホクホクさから、あえて水を加えて

レンジにかけることもあるくらいなのに・・・)

  

 

会って見なければ、わからない!!

驚きの連続の打木赤皮甘栗かぼちゃでした。

 

  

加賀野菜を送ってくださったSさん、

すてきな出逢いをありがとうございました。 (^o^)丿

 

コメント
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