”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

おかんの歳時記、こっそり読みました

2019-06-05 10:12:25 | ブログ

昨日、やっと「おかんの歳時記」を購入し、

夢中になって読んでしまいました。

  

著者は名倉光子さん。

とうもんの里の理事長を12年間務め上げた方です。

 

  

私が「農山漁村ときめき女性」に認定された時、

「女性農業者の神」と言われるすごい人が先輩にいる

という話を聞きました。

その方は、当時すでに「農業経営士」になっていらしたので、

活動をご一緒させていただくことはなかったのですが・・・。

それが名倉さんでした。

 

   

忘れもしない2012年7月27日。

その日、私は「かけがわ女性農業者のつどい」で

講演をさせていただきました。

そこに、「女性農業者の神」が現れたのです。

  

ご本人とお目にかかるのはその日が初めてでしたが、

部屋に入ってきた瞬間、すぐにわかりました。

背が高く、スポーツウーマンの体形に白のスーツが映え、

オーラというのはこういうことなんだと納得。

  

やがて、私の講演が始まると、「神」はスマホを高々と上げ、

何か写真を撮り始めました。

その写真を、当時「はしり」だったfacebookに投稿していたことを

講演の後、関係者から知らされました。

 

当時、facebookなんて難しそう・・・と思っていた私にとって、

私よりも10歳も年上の方が、それを取り入れていることに驚き、

それがきっかけとなって、私もfacebookを始めたのでした。

  

 

さて、この「おかんの歳時記」は、

二十四節気の立春から始まり、大寒までの24の季節の流れに沿って、

名倉さんの思い、生き方が綴られています。

全編を通して、遠州大須賀の風景、人の温かさ、そして風の流れまでも

感じることができます。

そして、地域の風習や農作業、保存食づくりなどの話も出てきて、

改めて二十四節気というのが、農作業の基準となっていたことを

この本を通して実感しました。

  

著者プロフィールにも、お名前と生まれ年、居住地しか書いておらず、

ものすごい「潔さ」を感じます。

このプロフィールにあえて、加えるとしたら、「おかん」でしょうか?

これまで数々の賞を受賞されたすばらしい活動も、

根底にあるのは「みんなのおかん」という生き方だと思います。

    

実は、私、この本が発売されてから7日経って、

やっと手にすることができました。

とうもんの里に買いに行って、ご本人と会ってしまったら、

どんなふうにご挨拶したらいいのか?

月見の里 学遊館内「オカン食堂」にも置いてあるけど、

そうしたら、ランチ、食べなきゃ悪いよね。

可睡斎 門前の「じぇらーと げんき」なら、

本とジェラートを買って帰ってくればいいか・・・。

  

などと、うだうだ考えているうちに7日が過ぎ、

結局、ジェラートは買わずに本だけ買って、帰ってきた。

名倉さんよりも10年遅く生まれ、誕生日も1日違いなのに、

この差は何なんだろう・・・と思う。

 

 

コメント (2)
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