昨日、お天気の良いうちに行ってこようと思って、
古代アンデス文明展を見に、
静岡県立美術館に行ってきました。
私は、南米アンデスというと、
どうしてもそこが原産地の野菜や穀物を思い浮かべます。
こちらは、とうもろこしをすりつぶして、
お酒を造ろうとしているところです。
こちらの小さなすり鉢は食べ物用ではなく、
顔料や薬用だと思われます。
これは、神殿の壁に差し込まれていた石の頭像です。
この器には、じゃがいも、豆類、トウモロコシ、唐辛子など
人々の命を支えてきた食物が描かれています。
こちらは、キープと言って、織物や家畜の数を記録する道具です。
こんな美しいチュニックも!
極度に乾燥して、日差しも強く、一日の寒冷差の大きいこの土地で、
じゃがいもやとうもろこしを育て、
寒冷な環境にも強いリャマを飼育して、
大規模な都市を築いた人々の叡智にただただ感動するばかりでした。
平日でしたが、意外と混んでいました。
静岡県立美術館での開催は7月15日までですよ。
是非ご覧になることをお勧めします。