雨で道が濡れている日ではない。
晴れた日に、道路がすべるのだ。
ウォーキング中に何度も、転びそうになった。
ヘタしたら、頭を打つような転び方をしそう・・・。
最初は、こんなお天気の良い日に道路がすべるはずがないから、
私の靴が古くなったのかと思い、
途中で靴を脱いで、靴底を確認したりもした。
でも、特に異常はない。
この「晴れた日すべる現象」は、このような道で起こる。
この歩道をよく見てください。
田んぼで作業を終えた重機のタイヤ跡がついているのが、
おわかりでしょうか?
さらに、この田んぼの土が道路にたまると、こんなふうに。
ここが一番すべるポイントなのです。
こんな土ですべるなんて、私だけなのか・・・
と、不安に思い、通り沿いで農作業をなさっていた御婦人に伺うと、
「すべるよ。だから、気をつけて歩いてね。
田んぼの土が粘土質だからかな?」
と、おっしゃいました。
しかし、この乾いた土はサラサラしていて砂のよう。
粘土質とはほど遠い・・・。
ひょっとして、このあたりの田んぼって砂質なの?
疑問を持つと、もうじっとしていられませぬ。
色々な方にお尋ねした結果、
●田んぼは粘土質である。
●道路に付いた粘土質の土の微粒子が雨で溶け出す。
●その微粒子が乾くとすべる原因になる。
ということがわかりました。
以前、ある農業法人の社員の方々が、農作業後、
歩道や車道に落ちた泥を丁寧にお掃除されているのを見かけました。
それまで、田んぼで作業をした後、道路が汚れるのは仕方のないこと・・・
と思っていたので、
「ここまでしてくださるなんて、なんてすばらしい会社なんだろう。」
と感激したのを覚えています。
実際に転んだ人がいるかどうかはわかりませんが、
今の時期、「道路に土が落ちている。」という苦情が
行政機関に届くそうです。
あの会社は、そんな市民の苦情に対応してくださったのか、
それとも自発的になさったのか、それはわかりません。
でも、このすべる道は、私だけでなく、
もっとご高齢の方もウォーキングされていますし、
近くにあるグループホームのお散歩コースにもなっています。
事故が起こる前に、お気遣いいただけたらうれしいです。(^-^)