とれたて食楽部さんからご提供いただいたデザート用の果物は、
かおり野というイチゴでした。
私は、料理教室後の試食の時間は、たいてい疲れ果てていて、
食欲がない上に、味もよくわからないことが多いのです。
ところが、この日、かおり野のおいしさに驚いた!!
その名の通り、香りも豊かで、
甘みと酸味のバランスが抜群!!
どんなイチゴを食べても「章姫にはかなわないわ!!」と思い続けた私にとって、
わざわざ、もう一度買いに行くようなイチゴに出逢えたことは奇跡に近い!!
これが、かおり野です。
イチゴの形はやや縦長の円錐形で大きく、
果皮の色は明るい橙赤色をしています。
カットしてみると
果肉は白く、中心部に空洞ができています。
果肉は硬め・・・という特徴を並べてみると、
甘さとは程遠いような印象を受けますが、もうそこはうれしい裏切り!!
甘みが強いのに、程よい酸味もあり、香りが芳醇なのです。
かおり野は三重県農業研究所が1990(平成2)年から交配をはじめ
約20年かけて開発したいちごで、
2008(平成20)年に品種登録の出願が出され、
2010(平成22)年5月に登録されました。
そして、ここからがすごい!!
かおり野は、「女峰」、「愛ベリー」、「とよのか」、「宝交早生」、
「章姫」、「あかしゃのみつこ」、「とちおとめ」、「サンチーゴ」という
トップスター8品種を基に交配を繰り返してきたのです。
あ~、私の大好きな章姫の血も流れているんですね。
ところで、私、以前にもかおり野を食べているんですよ。
この時です。
この時は、ただ硬いイチゴという印象しか受けなかったのですが・・・。
結局は、誰が作っているのか、誰と食べるのかということが大事。
私は、袋井市の鈴木康友さんが作るかおり野が大好きです。(*^^*)