片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

夕方自主トレ「右膝伸ばし」、焦らず一つ基本動作繰り返し

2012-10-26 08:54:31 | 災害天候

カラット陽気な天候、早朝散歩の出発時、入院8日目はいい日和に恵まれ、療法士に恵まれリハビリ気分も横溢する。
 回復期リハビリテーションを担当する理学療法士・作業療法士さんは豊富な体験を活かされ、患者個々に合わせた指導をされ、患者の社会復帰に取り組んで居られる。
 特に私のように発症後9年患者は歩行姿勢では悪い癖がつき、麻痺上肢は殆ど日常生活では使わないことからくる機能全廃の固定した状態患者への療法指導は困難と推察される。
 今朝は昨日指導されたT先生の「右膝伸ばし」1点に集中して外周一周に挑戦、東行きコースを右折して南降りコースに挑戦。
           
 病院南側は院内の空調・電気を管理する機械室が集中、道路に沿っては樹木が植えられ、林を想わせる。
 南側は東西に国道176号線・モノレール・中国高速道路が走る豊中市の交通大動脈が24時間が動く阪神地域の心臓部門。

          

 立ち止まりモノレール通過のデジカメシャッターチャンスを待っていると散歩途中「CI療法」受診中のご婦人から「写真を撮られるのですか?」と不思議そうに声を掛けられる。
 リハビリ専念、入院中の患者が暇を持て余して写真をとっているのですから余程変わった患者と思われたのでしょう。

          
 館内へ戻り、自動販売機ホットコーヒーを飲みながら警備員さんと談笑、正社員契約と違って、他に仕事を持ちながらの宿直契約をしてのアルバイトと笑って居られた。
 勤務中仮眠も可能、深夜の電話で起こされることもしばしばと苦労を語り、仕事と関西リハビリテーション病院勤務両立の喜びを口にされていた。
 病室にて今日の予定を見るとOT(作業療法) 4単位、PT(理学療法) 2単位、上肢機能回復が主力となる今回の「ポツリヌス菌注射」リハビリは、当然上肢リハビリを専門とする作業療法がメインとなる。

         
 昨夕の自主トレーニングは「起立台」・「雑巾掛け」を中止して、病棟廊下での歩行訓練、敢えて麻痺足への注意点は無視して、歩行時の①右足を大きく前に出す②右足膝裏伸ばし・・・の二つをイメージして、回数を頑張らず、ゆっくり淡々とウオーキングを楽しむ。
 9年間の歩行を振り返るとただ我武者羅に、初めは50メートル、更に50メートルを積み重ね100メートル、公園などで200~300メートルと距離を伸ばして自己満足をしていた。
 しかし距離が伸びても比例的に疲れも倍増、散歩を楽しむ余裕もなく唯ひたすら自己流を繰り消し 今日に至った。
 今回の入院で付属となるPT(理学療法)は、M先生のアドバイスに従って「綺麗な歩行」・「疲れない歩行」を覚えて帰ることを目標とする。
 OT(作業療法)は午前11時から40分(2単位)、午後1時から40分(2単位)と分割療法を受診する
 いずれも麻痺左半身のストレッチしてから細かい作業、麻痺親指、人差し指で、朝は「小ペグ」・午後は「木片サイコロ」摘み。
 M先生は、肩の力を使わないよう巧みに麻痺手を支え、微妙なタッチで麻痺親指、人差し指を開き、あたかも自力で出来たように「開き」・「摘み」・「離す」動作を30本繰り消し、成功イメージを頭脳に覚えさせる。
「小ペグ」の上に、肘を引き上げ、伸ばし、摘みが瞬間的に成功するとすかさず「上手に掴みました」と褒められ、ストレスを上手く分散される。
 5ミリ程度の「木片サイコロ」摘みは、触れた時の指の感触、木片の軽さ等が脳に与えるイメージが非常に柔らかく「摘む」指令が瞬間的に神経から発令された錯覚にとらわれる。
 午後3時 PT(理学療法)M先生、2階「起立台」にて10分間足首を伸ばしてから平行棒内にて「右足の踏み出し」・「曲がった右膝の伸び上がり」練習。右足の踏み出しから次の伸びあがり動作で麻痺足を前に移動することで「分銅回し」を抑制、右足主導の歩行練習を全面に大きな姿見をセットして繰り返す。
 上手に麻痺足を前に出す、連続動作が成功すると体が楽で疲れを感じない、「距離を伸ばす」・「早く歩く」は横に置いて、省エネルギーの歩行に切り替えたい。


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