片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

10月シニア映画、武士道」を縦軸に、「走る」「斬る」を横軸に描く時代劇映画「蠢動」

2013-10-23 08:40:21 | 「映画・演劇」

 曇り空に重く覆われる、台風27号の予報円は大きく、進路は定まっていませんが、中心が円の西側を通るとすれば、週末に四国から関東に上陸する可能性があります。
上陸すれば、記録的な遅さになります。
台風27号は強い勢力を維持しながら23日から24日にかけて沖縄の大東島地方にかなり接近する見込みです。沖縄地方や九州南部では1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る見込みです。(チーム森田)

日本、アメリカを含む12カ国が交渉に参加し、関税撤廃を目指しているTPP(環太平洋経済連携協定)。「日本の農業が壊滅的な打撃を受ける」との批判も多い一方、「関税が撤廃されれば安い産品が海外から輸入されるようになるのでモノが安くなる」などの声も聞かれるため、消費者としては家計への影響も気になります。(THE PAGE)

毎朝の慣例で受信メール確認のために、8:45分パソコンを開くと昨日設定のスカイプ受信マーカーが点滅中、画像にN氏のニコニコ顔が映し出され、同時に私の顔も表示され会話を交わす。
彼は、初送受信でワクワクの興奮、私はマイク設定が成功したことに喜び、後期高齢者同士が互いに他愛もないIT操作に感動している。
N氏は、今一人スカイプ仲間を希望するK氏のパソコンに遠隔操作で設定を行うと張り切って居られる。
K氏のニックネームが決まれば送信をお願いして会話を終了する。
         

         

本日は、宝塚在住後期高齢者映画好きの仲間との「シニア映画の会」、野上四丁目にS氏、すみれが丘にD氏を迎へ、西宮ガーデンズ”TOHOシネマズ”へ向かう。
車中の話題は、「一流ホテルの料理偽装事件」について、気付いたシエフ放置の例もあったと報じられたが問題が起きた背景には組織のあり方にあると思われる。
一流企業に、潜む昔風の「お任せ体質」の存在と現場がシエフの料理に立ち入れない障壁を感じる。

TOHOシネマズ”集合は11:00、集まった四人での選択はA氏が「おしん」を推薦、私は朝日新聞夕刊で読んで批評が良かった時代劇映画を強く奨めて決定、11:30上映「武士道」を縦軸に、「走る」「斬る」を横軸に描く時代劇映画「蠢動ーしゅんどうー」スクリーン10へ入館。

         

         

山陰の小藩を舞台に、それぞれが胸に秘めた正義を全うしようとする武士の姿を描き出す。
平岳大、若林豪、目黒祐樹、中原丈雄ら邦画界を代表する実力派俳優たちが豪華共演。
対立を余儀なくされる登場人物たちの葛藤はもとより、スタントも早回しもなし、勿論CGも無しの殺陣に夢中になる。
あらすじ: 享保の大飢饉(ききん)から3年の月日が流れ、山陰の因幡藩は一見平静さを取り戻しているように見えた。
だが、城代家老の荒木源義(若林豪)の耳に、幕府から派遣された剣術指南役の松宮十三(目黒祐樹)が不審な動きをしているという知らせが届く。
荒木は用人の舟瀬太悟(中原丈雄)に申し付け、松宮の挙動に目を光らせるよう手配するが……。
          

                           
朝日新聞のひと欄に監督の紹介が有り、映画に賭ける情熱が何となく伝わったので強く推薦しました。
久しぶりに見る本物の映画という感じです。
一人一人の役者の演技と間の取り方、画面構成、ライティング、どれをとっても素晴らしいです。
役者の目力にも感動です。
雪上の殺陣の演技も、もし実際にあったとしたらこんな感じでしょうね。
テレビの時代劇みたいにかっこ良くはないでしょう。
ぎりぎりのところでやっている命の駆け引きは、本当に生きるか死ぬか5分5分だったと思います。
久しぶりの凄い日本映画に痺れる、観映後のお茶を飲みながらの反省会では武士道について話が広がる。
時の権力者徳川吉宗と外様大名の葛藤に話が及び、幕府に忠誠を尽くす家老は大名の取り潰しを図り、大名を守る城代はお家を守るためには身命を投げ出す臣下にそれぞれ武士道に従って非情な命令を与える。
最後に大名を守る城代は、合掌しながら「民の為、家の為・・・」と肺腑を抉るような絶叫に心が揺さぶられた。