2月24日(土) 鴻巣市のピラミッドひな人形祭りを見物した後、隣り町の羽生市へ足を伸ばしました。
訪ねた場所は“羽生市郷土資料館”です。
鉄筋コンクリートの頑丈な造りの近代教会と見まごう建物の中で、「桃の節句・舞姫の競演」と題された人形展が開催されています。(今年は2月3日~3月18日迄、無料)
羽生市の雛人形展は内裏雛ばかりでは無く、どちらかと言うと雛壇の横に置かれる人形がメインです。
でも、華やかさに眼を引かれるのはやはり豪華な内裏雛。
享保雛などの江戸期の内裏雛はありませんが、日中戦争で物資が乏しくなってきた昭和12年の小粒な内裏雛壇など珍しいものが展示されていました。
羽生市郷土資料館の目玉は桃の節句のサブ人形なのです。
上の写真は「道成寺」「藤娘」「春駒」「八重垣姫」「汐汲み」です。
他にも桜姫・紅葉狩り・角兵衛獅子・鏡獅子・お三輪・手習子・浅妻・・・など懐かしい人形たちが勢ぞろいしていました。
これらの人形は雛壇の飾り役として“飾り人形”とか、“脇人形”とか云われています。
羽生市ではこれらの飾り人形を全国から集めているそうです。皆さんのご家庭で不要になった人形が有りましたら、贈られては如何でしょう・・。
羽生市の名物・名産品を羽生市郷土資料館の係員に聞いたら、名物は“うどん”と“いが饅頭”と“銘菓・むじなも”と云う。
それらが揃っている「キャッセ羽生」と云う市の施設に早速行ってみました。
因みにキャッセとは「来なさい・おいで下さい」という意味だそうです。
キャッセ羽生のうどん店「むじな庵」で羽生名産・うどんを頂きました。
うどんメニューの中でもお奨め品は“田舎汁うどん”(570円)
甘塩ぱいつけ麺風の出汁ツユに漬けて食べます。
もう一つのうどんは、けんちんうどん(630円)。サッパリとしたけんちん汁でした。
羽生名物うどんはコシの無い柔らかいのが特徴みたいですね。
キャッセ羽生で次なる羽生名産品、「いが饅頭」と「銘菓・むじなも」をGET!
いが饅頭(100円程)は餡入り饅頭の周りにお赤飯を着けた菓子、腹もちが良く食事代わりにもなります。 これは美味しいです!
羽生銘菓・むじなも(約70円)はアーモンドのプラネレリをのせた焼き菓子の一種。 味は好みによります。
うどんを食べた後、キャッセ羽生の合い向かいの羽生市水族館(300円)に入館しました。
羽生市水族館の横にある宝蔵寺沼には日本唯一の食虫浮遊植物“ムジナモ”が生息している。
冬なので宝蔵寺沼では直接見られないので、貴重なムジナモを水族館で拝見です。
根なし草でも微細水中動物(動物性プランクトン)を捕食して栄養分にして生きているそうです。
原産国はインドのベンガル地方で日本では1892年(明治25)牧野富太郎博士によって江戸川で発見されました。
群馬・茨城・新潟でも見つかりましたが、現在では羽生市の宝蔵寺沼が日本唯一のムジナモ自生地との事です。(水質悪化で全滅の危機!!)
根を持たないで水面下1~2cmのところを浮遊生活する多年草の水草(モウセンゴケ科)で長さ10cm前後。
ムジナ(あな熊)の尾に似ているのでムジナモと命名されました。
羽生市水族館のムジナモ動画で微細動物(ミジンコ)を捕食する場面も見られます。
羽生市水族館ではムジナモの他にウーパールーパーやアメリカ鯰や巨大鯉など珍しい魚たちがいっぱいです。
寒風吹きすさぶ一日でしたが、鴻巣・羽生と充分にお雛様が楽しめました。
2007 03 06(火)記。 前橋市 最高気温13℃ 強風。
3月6日 ジャンヌ・ダルクの日 菊池 寛忌日
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