ツトムさん家の写真日記。

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第375回 新潟県十日町市 清津峡。

2008-11-22 12:00:10 | 旅行

2008 11 01(土)

紅葉と渓谷美を観に新潟県十日町市の奥地にある、日本三大峡谷の一清津峡へ・・・。

快晴の関越高速道で沼田市を通過中に天狗で有名な迦葉山方面に美しいが現れてきました。
朝の雨上がりに出たで、谷川岳のある三国山脈に近付くにつれて雨が降ってきました。 
久し振りに見物に行く”清津峡”は雨降りでしょうか?
 

自動車トンネルでは日本一長い”関越トンネル”を抜けると、意外にも雨は止んで薄日が差してきました。車の前方にはスキー場の岩原ゲレンデも見えてきました。

湯沢ICで下りて国道17号を走り、塩沢方面から左折して国道353で山越えです。
曲りくねった山道を標識に従って進み、無事に清津峡無料P場へ到着。
雨が上がったばかりの観光客も疎らなお土産街を眺めながら歩いて行きます。
 
道は清津川沿いの一本道です。無料P場から3~4分で色付いた木々の間にある「清津峡渓谷トンネル」入口へ。
 
トンネル入口の右側で入坑券500円を買って、愛想の良いおばちゃんに切って貰って入坑します。(トンネル内にはトイレは在りません。)

トンネルの中は思ったより明るく、所々に鮮やかなイルミネーションで楽しませてくれます。
 
第一見晴所に到着。清津川に向かって大きな窓が開いています。

七~八分の紅葉と断崖絶壁のコントラストが美しい清津峡
眼下を流れるのは澄みきった清津川です。ここは「箱淵」と呼ばれています。
 
第一見晴所から見上げた対岸岩壁の上部。筋状の断崖がそそり立っています。

再びトンネルを奥に向かい、次の第二見晴所へ・・・。
 
第二見晴所の正面は「丸淵」と言われる壮大な絶壁です。

下を流れる清津川は群馬新潟の県境の白砂山(2140m)を水源として、下流で信濃川に合流して最終は日本海へ・・・。
 
その途中で湯沢町から中里村にかけての12Kmが切り立った大岩壁の清津峡なのです

第三見晴所からは正面に高さ100mの大岩壁「屏風岩」が見えました。
清津川に侵食された両岸の絶壁は柱状の岩で「柱状節理」と呼ばれています。

この柱状節理の岩は地底から噴出したマグマが冷え固まった火成岩で、マグマが固まる時に冷却収縮し4~6角形の柱状の岩になりました。
一見すると材木を重ねた様に見えることから「材木岩」とも言います。

第三見晴所から最後の見晴所「パノラマステーション」へ・・・。
 
トンネルの途中に清津峡に関するパネルやトンネル掘削時の岩石などの展示物も陳列されていました。

トンネル入口から750m奥にある最終見晴所「パノラマステーション」に到着です。

大きな開口部のパノラマステーションからは紅葉で色付いた大岩壁の"清津峡”「昇天閣」の絶景が見られる最高のビュースポット。

高さ百数十mの切立ったV字峡谷が創る「昇天閣」の雄大な渓谷美に驚嘆の声があがっていました。大自然の織り成す光景は深い感動を与えます。

数千万年かけての侵食で削られた柱状節理の岩壁は観る者を圧倒します。
 
筆者は50数年前の小6年生の時に国鉄時代の上越線石打駅からバスに乗り継ぎ、中里村からは徒歩で清津峡を訪ねたことがあります。
清津川沿いに岩壁の直下の濡れた細い通路を落石の危険を侵しながら必死に歩いた記憶を今でも鮮明に覚えています。
トンネルの見晴所からも当時の細い崖道が微かに見てとれて懐かしかったです。

昭和63年に落石による死亡事故が発生し、清津峡の細い岩道は閉鎖されましたが、平成8年10月1日に「清津峡渓谷トンネル」が完成し、トンネル内のヶ所の見晴所から誰でも安全に見物できる様になりました。(車椅子の方でもOK。)

トンネルの往復で一時間の景観を楽しんだ後、トンネル入口から直ぐ近くの清津川沿いの「湯処・よ~へり」と名付けられた十日町市営の清津峡小出温泉へ・・・。
 
よ~へり」(中里村の方言で「湯に入ろう」との意味)の入湯料は格安の300円也。
単純硫黄泉でぬるめの天然湯は体がとても良く温まり、紅葉をのんびり見ながら「ゴクラク、極楽」の“いい旅、夢気分”でした。

久し振りに訪れた日本三大峡谷の一つで名勝天然記念物に指定されている“清津峡”の絶景をタップリと堪能した11月の初日でした。 
日本三大峡谷。 新潟県の清津峡 富山県の黒部峡谷 三重県の大杉谷。)
2008 11 22(土)  前橋市  最高気温13℃


神秘的な地底の世界。
http://www.darkroastedblend.com/2008/10/caves-world-beneath-world.html


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