2009 10 12(月・体育の日)
赤城神社秋季例大祭での武芸奉納は流鏑馬まで無事に終わり、続いては赤城大沼に浮かぶ小船に掲げられた扇を射る弓技の番になりました。
扇的を射抜いた那須与一に扮する面々は手に馴染んだ愛弓を携えて湖畔の馬場に設けられた会場へ・・・。
波に揺れる扇を射落とす射手の面々の紹介。
中央にいる女性の射手も揺れる扇に果敢に挑戦するのです。
弓矢についてのルール説明と解説が行われて扇的の歩射が開始されました。
30m離れた扇になかなか当たりませんから和弓は相当難しいのですね。
赤城大沼の浮かぶ扇的を歩射する動画をご覧下さい。(逆光なので少々・・・。)
赤城神社秋祭り 弓術 湖上扇的 2009年 CIMG3531 unit ムービー
赤城神社奉納の弓術が終わると、次は火縄銃演武の「森重流砲術」の出陣となりました。(午後3時40分頃)
指揮棒を引っさげ火縄銃を克明に解説する森重流砲術の島津謙治師範。
森重流砲術のメンバーの面構えは古武士そのもの・・・迫力充分!
直江兼続の「愛」など最近は煌びやかな前立てが流行っていますが、右の兜には珍しい百足(ムカデ)の前立てが取り付けられていました。。
伝説では赤城山の神が百足(ムカデ)に姿を変え、日光男体山の神であった大蛇と奥日光戦場ヶ原で戦ったとか・・・。
森重流砲術師範の掛け声で一斉に火縄銃に火薬を詰めます。
「構えッ」の命令で前方の林に目標をとり、指揮を執る師範からの「放てッ!!」の命令を今や遅しと・・・。
轟音と共に火縄銃の筒先から硝煙が噴射されます。
師範の説明で様々な射撃姿勢が披露・実演。(画像は肩台之事)
森重流砲術の火縄銃が一斉に火を噴き、轟音が赤城山全体に響き渡りました。
女性も火縄銃の反動に必死に堪え、火縄銃隊に華を添えていました。
最後に“火縄大筒”(150匁砲・563g)の発射となります。
硝薬を慎重に大筒の奥に詰め込み、発射準備完了!
轟音をとどろかせ戦国時代の合戦絵巻を彷彿させる迫力満点の森重流砲術の演武を動画でご覧下さい。
赤城神社秋祭り 森重流砲術 2009年 CIMG3553 unit ムービー
無事に砲術演武が終了し、赤城神社拝殿前で森重流砲術のメンバー達は師範を囲んで威風堂々の記念撮影。
午後5時頃、赤城神社秋季例大祭の全ての演目が終了し、境内は秋の夕暮れの静寂にもどりました。
秋の夕陽を浴びる紅葉の黒桧岳(左隅 標高1828m 赤城山最高峰。)
晩秋の赤城山大沼。 左、小地蔵岳。 右、地蔵岳。(赤城神社HPより拝借画像)
郷土芸能や珍しい武術演武などが見られ、紅葉の一日が充分に楽しめる“赤城神社秋季例大祭”は皆様にお奨めできるお祭りです。
2009 11 20(金)記。 前橋市 最高気温14.8℃
おまけコーナー。
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