ツトムさん家の写真日記。

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第361回 群馬県渋川市 水沢観音。

2008-10-03 20:09:22 | 旅行

2008 09 20(土)

9月18~20日まで湯の町・伊香保温泉で“伊香保祭り”が開催されました。

伊香保祭り見物への途中、榛名山の秀峰・水沢岳中腹にある名刹・水沢観音に立ち寄ってみました。
水沢観音の門前には“日本三大うどん”(讃岐、稲庭、水沢)の一つといわれる“水沢うどん”のお店が水沢街道の両側に軒を並べています。

大沢屋・田丸屋・丹次亭・山本屋など・・・各店が元祖・本家と名乗っていますが、本当の老舗元祖は清水屋だとか。 
でも、各店工夫を凝らして美味しい水沢うどんを提供していますね。

水沢うどん街の突き当たりが“水沢観音”で有名な水沢寺への階段です。
 
石段下の右手にはこんこんと清水が湧き落ちる手水舎

急な石階段を上ると水沢寺の朱塗り山門(仁王門)。
山門の両側に怖い顔の仁王像が参詣者の素性を吟味しています。
  
山門上部に掲げられている扁額には「五徳山」、昭和51年に付け替えられた奉納額です。

山門の仁王像の裏側には風神雷神像。
 
上州は空っ風カミナリの産地ですから・・・。

山門の裏側から山門二階へ上れます。

山門二階の中央部には釈迦如来像を中心に左・普賢菩薩像、右・文殊菩薩像。
金色で大きくて立派な仏像でした。

山門から更に急勾配の石階段が水沢寺本堂へ続きます。
 

いつでも線香の煙りの絶える事ない本堂と六角二重塔。(撮影時刻午後4時過ぎ)
 
通称・水沢観音の正式名は天台宗五徳山水沢寺
坂東33ヶ観音霊場の第16番札所。 推古・持統天皇の勅願による高麗の高僧・恵潅僧正の開基。寺の歴史は千三百年余を誇っています。
 
水沢寺は歴代天皇の勅願寺、徳川家の祈願所として昔から尊崇を集めています。
夕刻近くの水沢観音はさすがに人影も少なく・・・。

本堂の観世音と書かれた大提灯の上に極彩色透かし彫りは左甚五郎の作か・・??
 
五つ並んだ鉦と飛天女昇龍の天井画が水沢寺の栄華を偲ばせます。

五徳山水沢寺の御本尊は伊香保姫の持仏・十一面千手観世音菩薩
金ピカの本尊様のお顔は何となく東南アジアの仏様みたいです。
 
本堂の隅には朱塗りのビンズル尊者。このビンズル様は最近の流行でしょうか?あちこちの寺でお見かけします。

水沢寺の御本尊・十一面千手観音は霊験新たかで、特に「七難即滅 七福即生」のご利益があると云われています。

線香の煙る水沢寺本堂六角二重塔

大きく書かれた「六道輪廻」の額が掛った六角二重塔の中心には回転式の六地蔵尊が安置されています。
 
天明年建築の六角堂二階部には大日如来坐像がおわすそうです。

地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間界、天人界の六道を守る六地蔵尊を祀っています。
 
六角堂の横には、子年歳生まれの千手観世音から戌亥歳の阿弥陀如来までの十二支守り本尊石仏が並び霊場の趣が・・・。

本堂の回廊から見た六角二重塔鐘楼

鐘楼右下の赤鳥居が“龍王弁財天”の霊泉。

水沢寺本堂に掛けられた絵馬。 今年の干支の(ね)が福袋を担ぐ招福絵馬です。
 
群馬県はダルマの産地。「七転び八起き」の開運絵馬など沢山のユニークな絵馬が・・・。

水沢観音の境内には清水が湧き出している所が沢山あります。
これは水沢観音の霊泉“龍王弁財天”の清水。

この清水は「財を成し、病を癒して天命を全うする」霊泉として、水沢寺の基泉水で親しまれています。
(霊泉にお参りの際は、第二次大戦中に食糧難のため、この周辺のカエルを食べ尽くした事から、カエル供養として手前のカエル石像に清水をかけて下さい。)
御利益がありそうな龍王弁才天霊水を飲んでから伊香保温泉祭出発!

水沢観音HPはここクリック

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