12月01日(土) 珍しいお祭りがあると聞いたので茨城県の古河市まで行ってみました。
古河市で行われる祭りはなんでも関東一の奇祭で“古河提灯竿もみまつり”という。
提灯を使っての祭りなので本番は夜、午後からの気楽なユックリ出発・・・。
に乗って古河市まで約2時間のドライブ。高速が使えないので少し気味!
ともかく古河第二小学校の無料P場へ到着。
校内の見事な大銀杏の木が夕日を浴びて金色に輝いて印象的でした。
古河第二小学校から徒歩5分ほどでJR古河駅に着き、駅周辺をブラブラ散歩。
程なく駅近くの広場から大勢の人達が祭りのハッピ姿で提灯行列開始です。(午後4時)
雷神様の山車も参加していますから、古河も雷の多発地帯なのでしょうか?
綺麗なお姉さんを先頭に提灯行列は奇祭の行われる横山町会場へ・・・。
それぞれの町内が意匠を凝らした提灯を奉げて行進しました。
遠くからも人家の屋根越しに横山町会場の巨大提灯が見えます。
提灯行列はいよいよ会場近くの露店街へ・・・。狭い街中で山車は通行に苦労していました。
途中に江戸時代から営業を続けているような古風な店構えの川魚料理店「武蔵屋本店」があり、夕食はここで鰻重を頂き、お土産に鮒の甘露煮を購入。
ご主人の話ではここ横山町あたりは昔の花街で芸者衆が行き交い、往時は賑やかだったそうです。
夕暮れ迫る頃、会場の提灯にも次第に火が灯り始めます。
横山町の“提灯竿もみ祭り”会場には続々と子供達が入場します。
会場の大きな矢来(丸太を縦横に組んだ囲い)の両脇には大小の提灯が長い竿竹に付けられて夕空にそびえていました。
下から見上げると実に長い提灯竿竹です。
一番長い竿竹は大人用(20m)、子供用の提灯竿竹でも10m以上はあります。
午後5時30分から横山町会場の矢来の中では、野木神社御神火の厳かな点火式に続いて“子供提灯竿もみ祭り”が開始されました。(子供組は10組参加)
中央の提灯の付いた長い竿竹を三本の支え竹で操作して、他の提灯にぶつける祭りです。
10mを超える長い竿竹では子供達だけでは自由にコントロールが効きません。
要所は時々大人が手伝って操作します。
見上げる上では提灯同士が激しくぶつかり合い、相手の提灯を破壊しようとします。
竿竹の下では子供達が押合いへし合い揉まれて大変な混雑!!
よく怪我人が出ないと思うほどです。
子供用は長い竹竿の下から6m程の場所に色とりどりの提灯が設置されています。
複数の提灯が入り乱れての激しいぶつかり合いを繰広げました。
競技では提灯の火が消えるか破壊されるか、炎上するか、竹竿が折れるかで負けの退場ととなります。
主役の子供達も手伝いの大人達も無我夢中の状態!!まさに興奮の坩堝(るつぼ)です。
戦い終えた提灯で無傷のものはありません。
運よく炎上しなくてもボロボロ状態! これでも勝ち組なんです・・・。
一時間ほど“子供提灯竿もみまつり”が続けられ、祭りの余韻と共に次第に夜が更けてゆきました。
子供提灯竿もみまつりの終了後、本番の“大人提灯竿もみまつり”が行われます。(次回ご期待!)
2007 12 10(月)記。 前橋市 時々 最高気温13℃。
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