ツトムさん家の写真日記。

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第603回 東京散歩 浜松町 旧芝離宮。

2011-07-01 17:30:15 | 旅行


2011 06 29(日)


猛烈に暑い昼下がりのJR浜松町駅で山手線を下車。
 
JR浜松町駅から0分の場所にある日本庭園“旧芝離宮”を見物。(入場料金150円)

周囲を高層ビルに囲まれた庭園に入ると広大な池が眼に飛び込んできます。
江戸時代初期の大名庭園の一つで、老中・大久保忠朝の上屋敷の庭園(楽寿園)。総面積43175㎡の広さを誇る回遊式泉水庭園
木々に囲まれた庭園池は、左が小池・右の大きな池は大池と呼ばれています。


大池に沿って時計反対廻りに園内を巡ります。
大池の正面に見えるのが“浮島”、実際に浮いている訳ではありません。


芝離宮での景勝ポイントの雪見灯篭、雪見灯篭下は白玉石を敷き詰めた洲浜です。
 
中央に石橋を配置した長い堰堤は中国杭州市にある西湖に詩人・蘇東坡が築いたといわれる西湖堤を模して造られた“西湖の堤”。

順路右手に見られる“枯滝石組”は大石を組上げ深山幽谷のに見立てています。
 
枯滝石組の上に聳える丘が芝離宮で一番高い“大山”、標高10m程でしょうか・・・。

大山から“西湖の堤”を下に見る全景も素晴らしい。


池の近くに大きな石の柱が4本、小田原北条家に仕えた武将の屋敷から運び込まれた門柱で、この地が小田原藩大久保家の上屋敷だった時の茶室の柱に使用されていたそうです。さぞかし豪壮な茶室だったことでしょう。
 
東京が今年初めての猛暑日の29日、6月梅雨時期の花・紫陽花もあまりの暑さで萎れそうです。

大池を挟んで雪見灯篭の反対側にある大石が乱雑に置かれている場所が“根府川山”。
小田原の根府川から運ばれた大石の下に架けられている鯛形の石橋は“鯛橋”と名付けられた大きな一枚岩の橋。
 
上右画像は老中・大久保忠朝が唐津藩主だった頃を懐かしんで築造した唐津山


大都会にあるとは信じられない広々とした日本庭園!!


清掃中で中島へは立入り禁止、中国の仙人が住むという蓬莱山を表しているそうで、この庭園の要の島になっています。
 
昔(江戸時代)は園内の池に海水を取り入れていた「海水取入れ口」も見る事ができます。
かつては、池は“潮入り湖”で園内に居ながらにして潮の干満を楽しめたそうです。
現在は海水ではなく、真水を池に取り入れています。

緋鯉や真鯉がのんびりと遊弋し、亀も水面に顔を出してご挨拶・・・。
 

婚活情報誌のモデル撮影でしょうか? 暑い日差しのなか雪見灯篭を背景にしてにこやかにポーズしていました。
 

こちらは小池、大池に比較すると十分の一以下の面積。ビルに囲まれた憩いの日本庭園です。


入場口を入った左手に見える藤棚がある場所には、外国貴賓客用迎賓館として明治24年に建てられた華麗な西洋館などの建物があったそうです。


洋館などは大正12年9月1日の関東大震災で全て炎上倒壊。今では植物模様が施された大理石の破片がが往時の豪華な佇まいを偲ばせていました。
 

次回は東京散歩2 隅田川遊覧編。



2011 07 01(金)    前橋市時々   最高気温34.5℃


おまけコーナー。

ヤクザより怖い松本龍復興大臣の恫喝発言。⇒ ここクリック。

2011年7月の台湾ウエザーガールズ。
Weather Girls, July 1, 2011


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