2015 01 02(金)
前回の羊神社参拝の後、無住の羊神社を管理している“咲前神社”も参拝してみました。(咲前=さきさき)
羊神社から約3Km,緩い坂道の途中で石垣で築かれた小高い場所に東向きに鎮座する「咲前神社」。(安中市鷺宮3308)
朱塗り明神鳥居の左横には「登志月の先にまわりぬ初霞」と刻まれた句碑。(嘉永2年建立)。
現在の咲前神社の地に上野国(群馬県)一之宮である“抜鉾神社”(貫前神社)が鎮座し、後に富岡の地に遷座したので、咲前神社は一之宮の先宮又は前宮とか称され、明治11年に咲前神社として改称された由緒正しき古社です。(先宮=咲、前宮=前。名を併合して咲前神社)
石段を上がり境内参道から正面に拝した咲前神社拝殿と手水舎。
境内には正月なので大勢の参拝者が破魔矢・おみくじ・神札など買い求めていました。 手水舎の水盤。
新春から神主様も社殿前で参拝客の対応に勤しんで,家内安全・商売繁盛・学業成就とか・・・。
拝殿に掲げられた扁額は「鷺宮大明神」、鷺宮は咲前神社が鎮座する地名。
咲前神社社殿全景、左奥に少し見えるのが本殿。
御祭神・由緒などは最下部の咲前神社ホームページを参照のこと。
社殿前に飾られた大絵馬は「開運招福」で今年の干支“羊”が描かれています。
鷺宮「咲前神社」は重要無形文化財指定の大々神楽が有名、今年(平27年)の4月01日(水)に大々神楽200年祭が盛大に開催されます。
近くに建てられた個人住宅の地鎮祭と上棟式を祝って奉納しされた大きな絵馬。
社殿の左右に置かれた大石は「根子石」(ねこいし)と呼ばれ、繭(まゆ)に見立てた白小石を乗せ祈願し、それを持ち帰り家の神棚か蚕室に供えると蚕を食べ荒らす鼠を防ぐと云われてる縁起石。(根子=猫)
白石は「まゆ小石」として一個百円で授与されていました。
拝殿右の根子石の奥に鎮座するのは、養蚕の守護神“絹笠神社”は子宝・安産の神でもあるのです。
絹笠神社の扉に立てられた白い板は奉納繭(まゆ)、養蚕隆盛を祈念。
社殿内部には航海・農業・雨乞い・金運・商売繁盛で有名な“金刀比羅神社”の末社と「絹笠神社」が安置され、下段に子宝祈願で奉納された大きな男根なども・・・。
咲前神社本殿。修復再建され比較的に新しい檜造・銅板葺きの流造り形式の本殿。
彩色は施されていませんが、透かし彫りの彫刻が素晴らしい・・・。
本殿裏に置かれた古い石造は狛犬だったのでしょうか・・・? 風化してボロボロな姿が痛ましい。
咲前神社境内の摂社・末社など参拝。
鷹巣神社摂社。 http://www.sakisaki.net/link/link_takanosu.html 商売繁盛の稲荷神社。
正月三が日は巫女さんもテントの御札授与所で頑張ります。 テント裏の工事中が大々神楽が舞われる神楽殿。
麦茶やレモンティーが無料で供され、咲前神社の温かいもてなしが嬉しい・・・。
咲前神社の霊験神札で開運招福・家内安全の「長虫様」。長虫とは白蛇のこと、防鼠・防虫の神で養蚕・厄除・招福の守護神。
“長虫さま神札”は美味しい「御神せんべい」2枚付きで300円、神様には失礼ですが、お買い徳・・・(笑)。
蛇足ですが、昔は「虫」は蛇を表す文字、現在使っている小さな虫は「蟲」と書くのが正しいとか・・・勉強になる神社です。
境内に貼ってあった東京都神社庁のポスターが可愛い。
咲前神社HP.http://www.sakisaki.net/index.html
正月二日は安中市の羊神社と咲前神社を参拝し、読者皆様の御多幸を祈念し、清々しい新年を迎えることが出来ました。
2015 01 14(水)記。 前橋市 最高気温 10.2℃ 最低気温 -0.7℃
おまけコーナー。
鏡もち箱とねこ。-Round rice cake box and Maru.-
リアル「猫貯金箱」
「今、TV見てるから~、邪魔しないで~」。TVねこ。
Stop Arguing For Even Going To Watch TV - Cat Watches TV
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