ツトムさん家の写真日記。

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第185回 日本五大桜 北本市の石戸蒲桜。

2007-04-06 06:06:06 | 旅行

3月4日(水)    埼玉県北本市に有名なサクラの名木を発見。

早速高速道を走って北本市へ・・・。

桜の名木がある場所は北本市石戸宿3丁目。
朝から変な天気ですが、午前中はなんとか持ちそうな感じでした。
の花には碧い晴天が一番良く似合います。 
晴れたり曇ったりの空を心配しながら北本市の石戸宿へ・・。
目指す桜木は石戸宿3丁目の時宗・西亀山東光寺の境内です。

北本市石戸宿の桜木は日本五大桜の一つに数えられ、石戸蒲桜(いしとかばざくら)と名付けられています。
(日本五大桜 福島県三春の瀧桜、山梨県山高の神代桜、岐阜県根尾谷の淡墨桜、静岡県狩宿の下馬桜、埼玉県北本市の石戸蒲桜。)

小高い斜面の東光寺桜花に囲まれて春の日差しを浴びて華やかな雰囲気!

(上画像の右の樹が石戸蒲桜。)
門前には北本市の観光案内所が出ていました。(近くに無料駐車場あり。)

平日の午前中なので観光客は少なく桜見物には最高!!
 
東光寺への正面階段脇のサクラ木が有名な石戸蒲桜かと間違うほどの立派な古木です。

十数段の石段を上がると東光寺の右側に蒲桜がドカ~ンと・・・。
 
巨木のですね、なんでも800年余の樹齢を誇っているそうです。

もちろん、国指定天然記念物(大正11年指定。)
 

見事としか言いようがないほどの巨木です。

石戸の蒲桜の石戸はここ石戸宿の地名から名付けられたのですが、蒲ってまさかウナギの蒲焼に由来でも・・・? 

北本市のパンフの説明では、源頼朝の弟、義経の兄で源範頼(のりより)公のあだ名が蒲冠者(かばのかじゃ)と云い、源平合戦で大活躍したので猜疑心強い兄頼朝の嫉妬を買ったそうです。
頼朝によって謀反の罪をでっち上げられて1194年に伊豆の修善寺に幽閉・死去しましたが、ここ石戸宿では逃れてこの地へ隠れ住んだと云う伝説があります。 逃れて来た際についてきたから根付いたので、蒲冠者の桜で蒲桜と呼ばれるようになりました。(義経殺しと同じ、「男の嫉妬ほど恐ろしいものはない」の見本ですね。)

可愛そうな伝説とは裏腹に蒲サクラは優雅に咲いて、時おりヒラヒラと花弁を舞わしていました。
 
蒲ザクラの根元には源範頼の墓石と伝えられる石塔と供養する板塔婆などが・・・。
 
蒲桜の太い先端の枝木(幹かも?)は切られて痛々しい姿でした。
昨年までは枝に桜花を咲かせていたのでしょう。 

樹齢800年余ですから、幹にも大きな穴が開いて、向こうのサクラ花が見えていました。

老木でも健気に可憐な花を咲かせていましたよ。

石戸蒲桜は江戸時代にも有名で、文人墨客たちが訪れていたそうです。


裏横からの蒲サクラです。(逆光です。悪しからず。)
 
隣の畑では春の野菜も色づいていました。

石戸蒲桜の樹種は和名「カバザクラ」という世界でもこれ一本の品種です。
この桜木が枯れたらカバザクラは絶滅してしまいます。(見物はお早めに!)
ヤマザクラエドヒガンザクラとの自然雑種との説明でした。

蒲桜の東光寺門前にはお堂に入った六地蔵さんか微笑んで・・・。

関東埼玉の田舎にも意外な名所があるものです。
皆様も春の日にのんびりと訪ねてみては如何でしょうか・・・。

2007 04 06(金)記。    前橋市     最高気温14℃

4月6日   城の日  白の日  新聞をヨム日  北極の日(1909年 北極点到達)


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