ツトムさん家の写真日記。

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第477回 中山道 木曽路の旅 5 妻籠宿 名所 下。

2009-12-14 18:50:51 | 旅行

2008 11 23(日 勤労感謝の日)

妻籠宿本陣の見物を終え、昔の宿場風景を眺めながら妻籠の通り道を散策。


通り左側の少し下がった場所に脇本陣・問屋を勤めた奥谷(おくや・林家の屋号・国重要文化財)の檜造りの屋敷(現在の建家は明治10年築。)が見えてきます。
 
今は南木曽町博物館、早速入館料(600円)を支払って館内へ。
煙が立ち昇る囲炉裏端で見物客には丁寧な説明が・・・囲炉裏からの煙は建物の防虫剤とか。


近くの伊勢山を借景にした美しい庭園など見ながら奥へ進みます。


奥にある一室が明治13年の中山道御巡幸の時、明治天皇が休憩に使った部屋。
 
その折に使用した(かわや・トイレ)、清掃しにくい2畳敷きでした。

脇本陣・奥谷は大きなお屋敷ですから、いろいろな珍しい部屋が見物出来ます。

大きな板戸には琵琶を奏でる弁天様が描かれていました。室内は神様をお祀りする部屋です。

江戸時代から伝わる古雛人形も展示されて・・・。


脇本陣・奥谷(林家)は昭和初期まで酒造業を営んでいましたが、

日本酒の銘柄を大正8年に「城山正宗」から「鷺娘」変更し拡販に努めましたが、時期運悪く昭和恐慌の荒波で林家は倒産。

流石に脇本陣を勤めた名家、屋敷の奥には土蔵が沢山連なって」います。

酒蔵は改造されて博物館に・・・内部は島崎藤村や妻籠に伝わる貴重な品々の展示です。

文豪・島崎藤村の初恋の人“ふゆ”さん。 この林家に嫁入りしました。
 
皇女和宮が中山道を通って江戸に下向の折、置いていった車付き長持ち
小さな車輪が付いていますが、重くて峠越えが出来きず下賜されたようです。


明治13年6月中山道を明治天皇一行が巡幸した時の絵図。

前の馬車は右大臣、下図の青い御簾の馬車が明治天皇の御料車。

江戸時代の妻籠宿のジオラマ。 中山道を挟んで宿場町に発展しました。

右下に流れるのは蘭川(あららぎがわ)。

木曽は山の中」の言葉の通り、南木曽町博物館には材木に関する資料が揃えてあります。
大きな手挽きノコギリには驚きです。各種の材木の見本も・・・。

 
伐採した木材を山の上から谷へ・・・高低差を利用し滑らせて谷川へ運びます。

妻籠宿のお祭りに合わせて中部電力妻籠発電所が見学開放されていましたので、ちょいと見学です。
 
上流の取水口から取り入れた水で落差発電し横の蘭川に排出します。
メインタービンは「ベルトン水車」とか・・・?
時刻は午後3時を過ぎて、陽も西に傾きかげんなので次なる宿場町“馬籠宿”へ急ぎました。


2009 12 14(月)記。  前橋市 薄  最高気温10.3℃

おまけコーナー。

受験シーズンに最適なラーメン。「エースコック  英・数・国がわかるCUPラーメン。」

英・数・国でエースコックと読みますか・・・ 。
 


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2 コメント

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懐かしいです (マエバシHS75)
2009-12-16 17:45:27
妻籠・馬籠ですが、独身時代にオートバイで1回、結婚してから嫁と1回行ったことがあります。もうずいぶん前の話で、今度は子供をつれて行きたいです。
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宿場の旅。 (ツトム)
2009-12-19 16:22:40
カップル旅も良いですが、親子連れの旅行って素敵ですね。
お子さんの良い思い出作りになりますよ。
車でしたら交通事故に充分気をつけて下さい。
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