2017 09 30(土)
今回は群馬県北東部の片品村に位置する“丸沼”と秘湯“白根温泉”を訪問。
日光白根ケーブルカーから望む神秘な姿を見せる“丸沼”。中央は燕巣山(つばくろすやま 標高2222m)。
丸沼の右奥には菅沼がありますが、山尾根と森林で見えません。
遠望した丸沼湖畔。 丸沼温泉の「環湖荘」の建物も確認できます。
沼田市から片品を通って日光へ抜ける「日本ロマンチック街道」(国道120号線)から左に分岐すると、直ぐに丸沼の湖面が見えてきます。
この道の終着点は丸沼湖畔に建つ「環湖荘」の駐車場、パーキングして丸沼散策へ・・・。
土曜日ですが紅葉には少し早いので、観光客はほとんどいない静かな佇まい。
高峰秀子の名曲「湖畔の宿」を想起させるような静寂な湖。
「日本観光地百選湖沼の部」の第一位になる美しい湖。 日光白根山の噴火で複数の小川・沢が堰き止められて造られた「堰塞湖」(えんそくこ)なのです。
湖の波打ち際に立つ大きな樹木の脇に立看板がありましたので、立ち寄ってみます。
看板は“丸沼の湧水”。説明文「山間部に降った雨や雪が地表に流出せず、山〇部から湧き出す清流。 丸沼にそそぐ水の大半はその清流です」。
秋の渇水期ですから湧き出す水量はささやかです。
湖面には幾つかの人影が・・・・・釣り人でしょうか?
冷え性が心配なほど湖水に浸かっていますが、釣果は如何に・・・? ワカサギやニジマスなどが釣れると云いますが・・・。
釣果はともかく、帰り支度をしている釣り人もいます。 40年ほど前の夏、貸ボートで妻と丸沼を一周した記憶が蘇ります。
湖畔近くに建つホテル「環湖荘」本館。
透明で肌に優しい丸沼温泉に入浴しようとしましたが、ただ今の時間(1時40分)は清掃中、午後3時から浴槽に湯を入れるとか、待機時間が長いので今回はパスしました。
森と湖の里 丸沼温泉 環湖荘 瓦版。 ホテル「環湖荘」の左側には立派なレストラン兼土産品店がありましたが、観光客が少なく本日は閉店でした。
日光白根と丸沼散策観光の後、前橋市への帰路立寄ったのが一軒宿の秘湯「白根温泉 加羅鞍倉館」。
国道120号線と清流を挟んで、急峻な山裾に建てられた「加羅倉館」。 こちらの旅館で入湯券を購入します。
昔と変わらぬ少し侘しい佇まいが懐かしい「加羅倉館」。
立寄り入湯ができる「白根温泉 上乃湯」、50年前に訪ねたときより、はるかに綺麗になって温泉場らしくなりました。
入湯料金430円。 近代的になった「白根温泉 上乃湯」に入ってゆっくりと旅の疲れを癒します。 浴室は半地下ですから階段を下ります。
浴室・脱衣場が綺麗になったのには驚きました。 浴室はオールタイル貼りで、昔の面影は全くありません。
昔は浴槽は木枠造りで、浴槽の底が小石敷き、小石の間から湯と気泡が湧き出してきたような記憶だったのですが・・・。
湯質は弱硫黄泉。
流れ落ちる打たせ湯がステンレス?・・・味気無いのでひと工夫欲しいものです。
入浴客が誰もいないので、女湯にもお邪魔しました。 女湯には打たせ湯は無く、下画像のような湯口から湧き出しています。
温泉場より銭湯的は雰囲気の女湯。
上の2枚を無理やりにパノラマ画像に加工してみました、歪んでいますが大まかに浴室の雰囲気が分ると思います。
現代的な浴室はともかく、湯質は抜群で肌すべすべで、ほかほかと躰の芯まで温まり、お奨めできる温泉です。
「白根温泉」入口に咲く清楚な花。 片品村の山々にも秋の紅葉が少しづつ訪れて来ていました。
「白根温泉 上乃湯」から国道120号線を少し下った場所に「白根温泉 薬師の湯」という大きな日帰り温泉が出来ていましたが、そちらは「下乃湯」になります。
次回は?
2017 12 16(土)記。 前橋市 最高気温 11.8℃ 最低気温 2.0℃
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