2017 01 18(水) 京都市 快晴無風 最高気温9.5℃
2年ぶりに冬の京都旅、今回は京都東山区に在る神社・仏閣を初詣を兼ねて参詣。(午前10時30分頃)
最初に参詣したのは京都五山の一つで山内に25の塔頭を有する大寺院、臨済宗の本山・慧日山東福禅寺。(えにちさんとうふくじ)
JR奈良線の東福寺駅から徒歩5分程の場所にある北大門から名刹・東福寺に入山。
北大門を入って直ぐ左に建つのは仁王門(重要文化財)、門番役の仁王様は御不在でした。
境内の渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)に架けられた趣のある屋根付きの臥雲橋。 臥雲橋から望む通天橋と方丈(屋根)。
六波羅門(重要文化財・一般参詣者用)と勅使門(右奥・天皇の使者専用)
壮麗な佇まいの仏殿(奥)と三門(山門)。凛とした姿に心洗われ、身が引き締まります。
三門とは涅槃(悟りの境地)に達するまでに通過しなければならない「空門」「無相門」「無作門」(無願門)の事、三解脱門とも云う。
日本三大門 法隆寺南門・知恩院山門・東福寺三門。(南禅寺・久遠寺など諸説あり)
三門に掲げられた扁額は北朝第四代将軍足利義持が揮毫の「妙雲閣」。 下からは小さく見えますが、三畳分の大きさがあります。
凍てついた思遠池と雪に覆われた石橋から拝する三門(国宝・1425年築)。 三門の上階には釈迦如来と十六羅漢が厳かに鎮座(東福寺絵葉書)。
三門の後方に聳え立つ仏殿(本堂・昭和9年築)、禅宗寺院らしい飾り気の無い建物。仏殿に掲げられた「毘蘆寶殿 大勲位恒憲王」の扁額。
仏殿内の須弥壇には御本尊の釈迦三尊像。中央に釈迦如来立像、左右の脇侍仏は阿難と迦葉の立像。(全て重要文化財・鎌倉時代)
天井画が大迫力で素晴らしい!! 堂本印象画伯の力作「雲龍図」。(横幅12間、縦6間・東福寺絵葉書)
三門と仏殿(本堂)の左側の一段低い場所に建てられた長い建屋は東司(とうす・重要文化財)と呼ばれ、何かで日本最古・最大の建物だそうです。
この画像が東司内部の三分の一程ですから、確かに日本最大と思われます。
東司の厨房だったのでしょうか? 屋内の床に掘られた丸い甕(かめ)穴、これは食物残渣・汚物などに使用した便器(トイレ)なのです。
化学肥料など無い昔はトイレの汚物を堆肥肥料として田畑に撒いて京野菜などの育成に使用していたのです。(現代の有機肥料ですね・・・。)
東司内に置かれた往時を物語る絵画。 立って食事する禅僧と下に汚物入れ。食べて出すのが同じ場所とは超合理的な生活なのかも・・・。
こちらの絵は東司の内部に小屋があります。トイレの囲いなのか禅僧が住む小部屋なのか・・・? たぶん2~3畳の居住部屋でしょう。
東司とはトイレの事だったのですね。 室町時代のものですから、確かに日本最大・最古のトイレと呼ぶに相応しい規模の建物です。
東福寺の東司は沢山の僧侶が用を足すことが出来たので別名「百雪隠」(ひゃくせっちん)とも呼ばれ、禅寺には必ず東司が建てられていました。
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次回は東福寺の下編。
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