2015 12 06(日)
前橋市の中心部にある“スズラン百貨店”別館で開催された「前橋昭和博覧会」の昭和建物ジオラマの鑑賞。
タバコ屋の可愛い看板娘が店番をしてそうな「昭和の煙草屋」。小さな店内に鏡台・ちゃぶ台・ブラウン管TVと昭和そのものですね。
赤電話が緑電話に代わり、テレカから今では携帯・スマホの時代に進化?したのです。
和漢洋文房具店「東屋」、店先の人力車は明治大正時代を思わせます。
葛飾柴又の帝釈天参道に店を張る、名物・草もちの菓子舗「本家 とらや」。
渥美清が扮する車虎次郎が愛用していた皮カバンが映画「男はつらいよ」の時代に誘います・・・。
「とらや」の内部、店内客席と餅を作る作業場。芸が細かいですね。
東京オリムピック前後の居酒屋店内ジオラマ、「くじら刺し」「しらすおろし」「もずく酢」・・・など壁に貼られた御品書が懐かしい。
鉄道駅舎関係のジオラマ、小さいながらも真に迫った細密な作品が見られます。
アクリルケース入りの「銚子電鉄 仲ノ町駅」、千葉県の片田舎を走るローカル線の雰囲気が良く出ています。
「杉沢機関庫」の俯瞰ジオラマ。東北森林管理局五城目営林署杉沢森林鉄道の杉沢貯木場にあった機関庫だそうです。
庫内に小さな蒸気機関車や修理道具など置かれ、芸の細かさに感心させられます。
比較的大型の3階建てジオラマ「遊郭 縁結楼」。W120cmH70cmL45cm。価格はなんと108万円也!!
分厚い布団が敷かれた遊女部屋からは仄かに脂粉が匂う趣が感じられる情緒溢れるミニ再現遊郭。
「夏のなごり」と名付けられた村の小さな診療所ジオラマ、診療科目は内科・外科の「福田医院」、なんで夏のなごり・・?
こちらは昭和の教室風景。W59cmH40cmL50cm。題名は「昭和の学校」。昭和60年代頃でしょうか・・・。
大ヒット映画「ALWAYS三丁目の夕日」に登場する「鈴木オート」。集団就職で青森から上京した六ちゃん(星野六子)が住込みで働いた小さな修理工場。
小型三輪自動車のダイハツミゼットが戦後の昭和を象徴しています。
鈴木オート店の相向かいにある雑貨。荒物を商う「万亀堂」と小説家志望の茶川竜之介が店番をする駄菓子屋「茶川商店」。
映画「ALWAYS三丁目の夕日」の人情味あるシーンがありありと目に浮かびます。
茶川竜之介の父(会社社長)が乗っていた初代のトヨペットクラウンが珍しい。
昭和を思い起こさせる建物の数々・・・現在のパナソニックがナショナル(松下電器)で三種の神器に代表される電化製品ブームが起こります。
建物横の自動車はトヨタが作った国民車パブリカでしょうか・・・空冷2気筒700ccの低燃費エンジンで軽快に走りました。
興味尽きない昭和の建物ジオラマ、古き懐かしき昭和の時代を思い起こさせる品々を展示した「前橋昭和博覧会」でした。
2015 12 16(水)記。 前橋市 時々 最高気温 15.7℃ 最低気温 6.2℃
平成27年 今年の漢字は「安」。
おまけコーナー。
60秒でわかる自転車進化の歴史。
Evolution of the Bicycle
自転車の進化、人が乗っているバージョン。
The Evolution Of The Bicycle