2011 02 20(日)
群馬県伊勢崎市西久保2丁目の赤堀歴史民俗資料館で開催された“ひな祭り”見物。
資料館の前庭には近くの波志江町から発掘された「台所山古墳の箱式石棺」(6世紀後半)など置かれ、古代史ファンの興味そそります。
板状の凝灰岩で作られ、人ひとりが入れる棺桶状の石棺。 屋外での展示ですから風雨で傷みますね。
正面入口から入館すると直ぐに雛人形が飾られ、春らしい華やかさになっていました。
農村地域の旧赤堀地区周辺から貰い受けたひな人形、超豪華な雛飾りではありませんが、地域の心が感じられるお雛様です。
不揃いですが御殿内裏雛飾りもあって賑やかな雰囲気・・・。
下の3人形は裃雛(かみしもびな)と云い、裃を着用し正座しています。昭和初期に埼玉と群馬で流行った簡素な雛人形。
珍しいところでは、顔が勝手な方向を向いているユーモラスなこけし雛や農産物を利用して作った瓢箪雛などもありました。
団地住宅で人気だったコンパクトな箱入り雛飾りもありました。
赤堀歴史民俗資料館の二階にも雛飾りが飾られて・・・。
御殿はありませんが、立派な内裏様ひな人形です。(御殿付きは関西に多く、関東は後ろ屏風が主流だったそうです。)
卯年干支のうさぎ雛人形も畏まって候・・・。
可愛らしい流し雛(淡島神社)なども展示されていました。
古代のひな祭りではケガレを祓い流すため、簡素な人形(ひとかた)などを身代わりに川や海へ流す風習(流し雛)だったそうです。
時代が進むにつれ、木や陶器などの人形が作られ次第に豪華になり、流さずに毎年飾るようになりました。
その結果、ひな人形を早く片付けないと「災厄が降りかかる」「嫁に行けない」などと云う迷信は、雛人形を流す代わりに片付け仕舞う行為として生まれたのだそうです。
大災害の被災者に謹んでお見舞い申し上げます。
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2011 03 18(金)記。 前橋市 最高気温11.2℃
おまけコーナー。
ボリビアの川を超危険な方法で渡る車。(必死で水を汲み出す子供
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