ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第410回 新潟県長岡市栃尾 奇祭・ほだれ祭り

2009-03-20 19:31:35 | 旅行

2009 03 08(日)

天下の奇祭見物に新潟県の長岡市栃尾地区へ・・・。

日曜日は高速道が100kmまでは半額になるので、前橋から渋川ICまでは一般道を走り、渋川ICから大和スマートICまで関越高速道を飛ばしてエコノミー走行です。(距離96km)

大和スマートICのETC出口から全く雪の無い越後路の国道17号線から252号・290号と辿ります。
小出町の郊外の上条からは野山に積雪が見られましたが、道路は完璧に除雪されノーマルタイヤで楽々運転です。
山奥への峠道は石峠トンネルが出来て安全で超便利。
 
目的地の長岡市栃尾町下来伝地区に到着。
係員の指示に従って路上にパーキングです。
5分ほど歩くと道がカーブしている場所に沢山の人たちとテント村が・・・。

カーブ地点には巨木な杉(御神木)に押し潰されそうな小さな御社(おやしろ)が建っていました。
御神木の大杉の樹齢は約800年、樹高31m、幹周8.3m。 幹に締められたのは重量200KGの大しめ縄!!

11時からの祭りの開始に丁度間に合いラッキーでした。

神主の祝詞奏上の後は供物の奉納。 可愛い巫女様も甲斐甲斐しくお手伝いです。

お社の名前はほだれ神社。 神社の手前には白や黒のナニやらおかしなイチモツ!! (岐阜県の田縣神社の小形版みたいな感じです。)

祭りの勢子たちも小さな社殿の中を手を合わせて祭りの無事を祈っています。
 
良く見るとほだれ神社の御神体も注連縄(しめなわ)が掛けられた変なモノ!!

神官や祭り関係者の参拝の後は若い娘さん達が参拝して初嫁厄払いをします。
地元の来伝地区にこの一年間に輿入れした新嫁(しんよめ)さん達だそうです。
 
ほだれ神社の前には大きな和蝋燭が奉納され祭りのムードを演出していました。

ほだれ神社の大祭・ほだれ祭りのポスターが展示されている前を菅笠を被った農民姿の人が菰樽(こもだる)を担いでおどけながら上って来ました。

坂道ですから結構重そうな様子。 もう一人は前のからお菓子を出して子供たちに配って大サービスです。

ほだれ神社前に重い酒樽を下ろして一息ついていました。
 
新嫁が地元銘酒・越の鶴の樽を木槌で割って御神酒の鏡開を行いました。
その後は一般見物客が参拝する番です。

はだれ神社の御神体を拝んだ人には先ほど割った樽酒が巫女様から振舞われます。 
越の鶴は越後新潟の銘酒ですね、昼間のタダ酒ですから特に美味でしたね。
 
有難い事には祭り会場の一角できな粉餅が振舞われました。
本場のコシヒカリのモチ米ですから美味しいことは言うまでもありません。
パック餅と違って越後餅の粘りとコシには驚かされました、これぞ本当の越後餅!!

いよいよ“ほだれ祭り”の本番です!!
ほだれとは男性器を示すという説もありますが、稲が豊かに実って稲穂の頭先が垂れる事を言います。
実るほど頭を垂れる稲穂かな」って句もありますね。

ほだれ神社は豊年満作を願った事から子が沢山に生まれる様に縁結び安産子宝の神様としても敬われているのです。
天下の奇祭・ほだれ祭りは今年で30回を迎えました。

巨大な御神体が社殿から静々と運び出されます。(御神体の御移降)

12人かがりで石段を下ろされて来たのは、こけし人形では無くて。ナナ・・なんと巨大チンポコ!!
岐阜県田縣神社で行われる豊年祭りのチンコ神輿より大きいぞ!!
巨大チンコ(御神体)は全長2.2m。 重量は600Kgで勿論日本一の大きさです。

欅の一木造りの大きな男根。 迫力満点のチンポコ道祖神ですね。
大きさと言い、艶やテカリと言い見事なチンボコがお神輿になって担がれてゆきます。
巨大なチンコ御神体担ぐのは約20人の村人。

押し出してきたチンコ御神体に股がって乗ったのは新嫁たちです。

恥ずかしがってキャーキャー言いながらも結構ハシャイでいます・・・。

ほだれ祭りの動画をご覧ください。

2009年 新潟県栃尾 ほだれ祭り 1. DSCN4339


次々に新嫁たちが陽根型神輿に股がって若衆たちに担がれてゆきます。

恥ずかしいやら楽しいやら複雑な表情ですね・・・。

新嫁とは思えないほどの若さと元気です。

新嫁たちの若さ溢れる楽しい奇祭です。

ほだれ祭りの動画第二弾をご覧ください。

2009年 新潟県栃尾 ほだれ祭り 2. DSCN4356


カメラマンからの目線要求が激しく、新嫁も戸惑うばかりです。


大胆な新嫁さま! チンコの先を撫ぜ回してやんやの喝采を浴びていました。


新嫁たちが全員乗り終わると見物客たちに菓子宝クジが舞台から撒与されました。
  
宝クジ五円玉に結び付けられた和紙にほだれ神社角印ナンバーが押印されています。
抽選会での賞品は特賞が三本! 俵一俵コシヒカリ米!!
但し、米一俵を担げなければ失格です、当選した人は必死に担いでいましたよ。

楽しい越後の奇祭・ほだれ祭りは2時間ほどで無事お開きになりました。

一個120円たい焼きを小腹に詰め込み次なる目的地へ・・・。

次回は新潟県長岡市栃尾にある秋葉神社総本社の見学です。

ほだれ祭HPここクリック。

2009 03 20(金・祝)  前橋市のち  最高気温18℃


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