ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第286回 新潟県十日町市 第59回 十日町雪まつり。 下巻。

2008-02-25 20:20:20 | 旅行

2008 02 16(土)

代表的な芸術雪像を見物した後、雪祭り循環バスに乗って雪上カーニバル会場へ移動です。
一日中何回乗っても200円は最高に便利です。

雪上カーニバル会場までバスは直接乗り入れる事は出来ません。
十日町商店街の中程で下車し、案内に従って大勢の見物人と一緒に歩きます。
 
歩き始めて3分程で正面に灰色の十日町市民体育館が現れてきました。
ここで皆さん食事やトイレなど雪祭り見物の用意を整えます。

市民体育館の中には食べ物屋お土産屋など沢山の店が並んでいました。
 
温かい「ちゃんこうどん」を夕食代わりに頂きました。(500円)
唐辛子いっぱいかけて、寒さに負けないようにお腹から温めて・・・。。

十日町市民体育館から会場の城ヶ丘ピュアランドまでは雪道の上り坂、雪降る中を見物人達が列になって進みます。
 
坂の途中で巨大な雪像に出合いました。
題名は「繋ぐ」、商工会議所会頭賞を受賞した作品です。

市民体育館からゆっくり歩いて10分ほどで“雪上カーニバル会場”の城ヶ丘ピュアランドへ到着。
カメラのフラッシュを焚くとご覧の通りの雪粒だらけです。(開演中は傘とフラッシュは禁止!)
ステージから80mほどの場所に無料立見席を確保。(前列は招待席と有料席[3000円])
 
コンパクトデジカメの望遠撮影です。 手ぶれ・被写体ぶれ・露出狂いの多い写真になりました。
夕刻の6時から雪上カーニバルが開催され、オープニングセレモニーでは田口十日町市長(右)と十日町出身の落語家・桂 歌助師匠のご挨拶と短い一席。

いよいよ雪上カーニバルの本番開始となりました。
ステージ舞台は城ヶ丘ピュアランドに建てられた雪の大内裏(だいだいり)。
平安京の姿をモチーフにデザインして、王朝時代の華麗で優雅な世界を純白な雪で表現したそうです。(十日町雪まつりのサブタイトルは「白い愛の祭典」)
人物と比べるとその大きさが判ると思います。
 
アルビレックスチアリーダーズのお嬢さん達は寒さにもめげず、若い肢体を元気いっぱいに躍動させていました。 (寒そ~!!)

雪も小止みになり、十日町御推薦の第一回豪華着物ショーが始まりました。
 
美しい越後美人の娘さん達が華麗で艶やかな着物をご披露していました。

雪の大内裏の裏から花火打上げられ、雪祭りのメインイベント“歌謡ショー”のオープニングを盛り上げます。
はじめに十日町出身で若手歌手・高野千恵がリリースしたばかりの新曲さくら(GYAO 3月9日迄)を歌ってから,鳥羽一郎坂本冬美のご挨拶トークショーでお客を沸かせていました。
 
 
続いて本日のメインスターの一人、鳥羽一郎が演歌を熱唱!
鳥羽一郎の歌があったのかな?と思って注意して聞いてみました。
雪深い山奥の十日町祭りで歌った唄はやはりに関係した歌ばかり。
新曲「港の挽歌」「風雪花伝」や往年のヒット曲「兄弟船」など、ナゼかしら少し場違いな感じがしましたが・・・。

歌謡ショーに続いて豪雪で有名な松之山地区に昔から伝わる恐怖の“松之山むこ投げ”の実演。
実際に昨年結婚した二人の婿様が5mの雪台から投げ落とされました。
 
雪に埋まり雪だらけの婿様! 松之山には婿のきてがいなくなりそ~~!

引き続いてのイベントは“墨付け祭り”でした。
先ほどの婿様も司会者のお嬢さんも顔に真っ黒な墨を塗られていました。
 
雪のステージ上では、まだまだ色々なお祭りが紹介されます。
多聞天裸押し合い祭り”も威勢に良いお兄さん達が雪の舞台で「撒与・サンヨ」の掛け声を上げながら熱演しました。
詳しくは昨年(2007)3月3日の浦佐普光寺・毘沙門堂裸押し合い祭りを御覧下さい。

幾つかのお祭りが舞台上で演じられた後、花火打ち上げと共に「坂本冬美 歌謡ショー」の始まりです。
 
雪が深々と降る中、和傘をさして演歌の熱唱!!  
新曲の「雪国~駒子その愛~」や演歌の名曲「夜桜お七」など雪祭りに相応しい唄で観衆の喝采を浴びていました。 「いよ~ッ 冬美ちゃ~ん」って・・・ね。

城ヶ丘ピュアランド雪上カーニバル会場は次第に雪が強く降って視界不良に・・・。

ステージ上の出演者達も薄ぼやけてハッキリとは見えません。
雪国の雪祭りですからこれも一興で良い思い出になりますね。

雪は本降り! 次に二回目の豪華着物ショーが開かれました。
選び抜かれた振袖着物も降雪で痛んだことでしょう・・・って及ばずながら心配しました。
 
アルビレックスチアリーダーズも懸命に熱演ですが、雪が視界を遮ってしまいました。

最後のフィナーレには出演者全員が吹雪のステージ上に登場です。
出演者も観客も頭の上には雪が積もっています。
下の雪ダルマみたいなのは十日町雪祭りマスコットの「ネージュ」。

なんとか高野千恵鳥羽一郎坂本冬美は判別出来そうでしょうか?
雪国の舞台出演は辛いものがありますね・・・。

観客は禁止ですから、撮っているカメラにも雪水が浸入しました。
近頃ヘタリ気味のデジカメは更に動作不良に・・・。

出演者達全員が雪上ステージに並び、フィナーレの最終に空高くスターマイン花火(題して「雪花火」)の打ち上げです。 題名通りに雪花火です。

雪に煙ってぼやけたスターマインもオツなものです。 めったに見られない雪国ならではの光景ですね。 (雪上カーニバル終了は午後40分)

雪上カーニバル終了後に再度フラッシュ撮影しました。
やはり、雪に反射してこんな雪粒画像になってしまいました。
 
雪洞(ぼんぼり)が点灯された帰り道をトボトボと歩いて集合地点へ帰ります。

十日町市役所周辺の路上は雪が厚く敷き詰められ、到着した時とはまるで違った景色に・・・。
 
クリスマスイルミネーションみたいなLED発光の樅の木が印象的な十日町の雪夜でした。

今年は雪に降られた“第59回十日町雪まつり”(2月15~17日)でしたが、来年は第60回の記念大会です。
今年より更に豪華に開催するとか、皆様もぜひ“十日町雪まつり”で雪と楽しんでみてください・・・。

2008 02 25(月)記。   前橋市    最高気温6℃。  連日猛寒!! 温暖化って何処の話・・・。