12月10日(日) 前回に引き続き、秩父小鹿野町 「飯田八幡鉄砲まつり」中篇。
今年、秩父地方の祭暦の最後を飾る奇祭「鉄砲まつり」は飯田八幡神社の長い参道と、拝殿前の急傾斜な16段の石階段を使って催されます。
秩父の山間地にしては立派な造りの飯田八幡神社、境内では御神籤やお札・絵馬を御巫様が販売中。 参拝客は「鉄砲まつり」本番の開始を固唾を呑んで待っています。
参道の人垣整理も終わり、午後4時から奇祭「お立ち神事」の始まりです。
神社に向かって右手はオレンジ色服の地元猟師達が並び、左手には応援に駆けつけた川越火縄銃保存会の人達が銃を携えて神事開始の合図を今や遅しと待ち構えていました。
上左画像の指揮官は何処かで見たことがあると思ったら、「村上屏風まつり」(ツトムblog 9月29日・ここクリック)に村上小学校校庭でマイク片手に火縄銃演舞の説明を行った人と同じみたいでした。 川越火縄銃保存会ってアチコチに出向いて頑張ってるんですね。
石の大鳥居をくぐって、250年の伝統を誇る十万石大名行列が独特の所作を披露しながら参道を進んで来ました。
先頭には先駆けの高張提灯組です。
飯田八幡神社から100mほど手前の参道から神社石段上の合図とともに、高張提灯を携えたまま一斉ダッシュ。
それと同時に両側から火縄銃が次々と放たれて、耳をつんざく轟音が辺りにコダマしました。
更に高張提灯の後ろから挟み箱奴と毛槍奴の登場。
参道では大名行列の道中パフォーマンス。
高張提灯組の時と同様に合図を待って、両側の火縄銃一斉射撃の中を箱・毛槍奴組は飯田八幡に向かって駆け登ります。
木々に包まれた静寂の中、銃火音と硝煙の臭いが辺り一面を覆い、勇壮な「鉄砲まつり」は最高潮へ・・・。
秩父路の年の瀬を飾る飯田八幡の奇祭は、火縄銃の轟音と共に益々佳境に入ってゆきます。
次回は,鉄砲まつり「お立ち神事」のメインイベント、神馬石段登りです。
2006 12 14(木)記。 前橋市 最高気温12℃
12月14日 忠臣蔵の日
南極の日
(温暖化で南極も過密に・・・。)
麺の日
(何故か?一反木綿が・・・。)