11月18日(土) 前回のプリヤコー寺院の後、南に1kmほどの場所にあるバコン寺院に向かった。
バコン寺院は881年にインドラヴァルマン1世によって建設された、カンボジア最初のピラミッド型寺院。
バコン、プリヤコー、ロレイの寺院を擁するロリュオス地区はジャヤヴァルマン1・2世、インドラヴァルマン1世の3代の王都として繁栄したが、次のヤショーヴァルマン1世がアンコールの地に遷都した為、次第に衰退・忘れ去られた。
堀に囲まれたバコン寺院への参道には大きな石造りの七つ頭のナーガ(蛇神)像が欄干代わりに・・・。
大きなもので、手のひらのように見えるナーガ頭部の高さは3mありました。
堀の近くにはたわわに実ったモンキーバナナや黄色いハイビスカスみたいな花も・・・。
バコン寺院は確かに平たいピラミッド状で、外見は良く整備されていました。 頂上部にはリンガの様な祠堂が聳えています。
頂上部の祠堂はやはり風化が進行して哀れな姿です。 堂前には獅子(シンハ)像がシヴァ神を守護しています。
ピラミッド状の中央祠堂を囲むように東西南北に四つの独立祠堂が建ち、手前には多くのシンハ(獅子)像が見守っています。
バコン寺院に入ってきた長い東参道は観光客達が・・。
祠堂のデヴァター(女神)像は赤砂岩ゆえに風化度もかなりのものでした。
灰色部は近年に補修した部分だそうです。
大きな菩提樹の下では眼の不自由な人たちが楽器を奏でていましたが、生のカンボジア音楽を聴くことが出来て少し感激!
裏側からバコン寺院です。 逆光の写真ですが規模が判るかと思います。
2006 12 01(金)記。 前橋市 最高気温14℃
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