原版が消えてしまいましたので復刻版です。
2005 09 26(月)
お土産屋の脇を通り抜け強い日差しの下、メガロメテオロン修道院へ狭くて長い石段を登ります。
岩山の上には古びた石造りの修道院、周辺には石以外の物はありませんから、全てが石造りなのです。石畳を観光客がうろうろしています。
修道院で使用していたブドウ絞り機、ネジと梃子の応用で絞り、美味しいワインなど醸造販売し修道院の運営費に当てていたそうです。
ワイン製造場の近くにあった髑髏部屋、無数の骸骨が整理整頓良く並べられ、あまり恐ろしさは感じられません。
建屋の内部はさすが修道院です。天井から壁全面がキリスト様の奇跡や教えが描かれています。
色彩がクドイので、淡白好みの日本人にはすこし違和感が・・・。
こちらの壁画は色剥落でサッパリとしていました。
ギリシャ正教らしくイコンなどにも緊迫が貼られ、キンキラと豪華な佇まいの部屋。
メガロメテオロン修道院の高い天井もびっしりと宗教画で埋め尽くされ、息苦しさを覚えるくらいです。
荒削りの質素な食堂。誰一人修道僧は居ませんでしたが、テーブルに置かれた調味料など生活感がありましたから今でも使っているのでしょう。
昔し煮炊きで使用した大きな鍋なども見られる台所にも興味が惹かれます。
メガロメテオロン修道院見学の終了後、ツアーは展望台から奇岩怪石だらけのメテオラの絶景を堪能しました。
昨晩宿泊したホテルが遥か下に豆粒みたいに見えるメテオラの街並みを眺めて・・・。
2011 03 23(水) 復刻版記述。