記事消失でおぼろげな記憶を頼りに復刻版を創りました。
2005 07 31(日)
霊場・恐山からツアーバスは下北半島から一気に十和田湖へ・・・。
湖畔に建つ「川むら」という瀟洒なホテルに宿泊、十和田湖名物のヒメマス料理を突っつきながら地ビール・奥入瀬ビールでバス旅の疲れを癒したんだ。
翌朝、ホテルからブラブラと静まり返った朝霧の残る十和田湖畔の散策に出掛けたよ。
湖に沿った長い砂浜(御前ヶ浜)を歩くと観光に来たって感覚になるから不思議だ。
十和田湖畔には高村光太郎作の有名な“乙女の像”があったね、体形や肉付きを診ると乙女より中年熟女ってな感じの銅像だ。
高村光太郎の妻・智恵子をモデルにして製作したんだってからね~。
乙女の像の後ろ側の森の中に十和田山神社(通称は十和田神社)が巨樹に囲まれて湿っぽく鎮座していたよ。
その直ぐ近くには風の神、火の神って云う洞穴もあって、なんか言い伝えがあるんだろうね?
朝の散歩でのんびりと十和田湖を見てから、ツアーバスは一先ず奥入瀬渓谷へ出発!
奥入瀬はいつ来ても美しい景色だ! さらさら流れる清流は癒しのスポットだね。
奥入瀬の真ん中あたりに銚子大滝って水量豊かな滝があって、見所が沢山の名所渓谷だ。
銚子大滝の近くに“石ケ戸”と云う大きな崩れ石が横たわっていた。
お松という美女盗賊がこの“石ケと”と呼ばれる岩屋に隠れ、通る旅人を襲って金品を奪っていたという。
桂の大木に支えられた巨大な石板だったけど、何処からこの巨石は来たんかね~?
ツアーバスは奥入瀬沿いの道を再び十和田湖に上って、子ノ口という湖畔の波止場に到着。
ここから遊覧船・第三八甲田に乗って十和田湖を船上から楽しむんだって。
ドラの音は鳴らなかったけど、滑るように遊覧船は出て行ったよ。
全く揺れない船旅て気持ちが良いもんだね~。
日暮し絶壁の下を僚船がのんびりと進む景色は一幅の絵になるね~。
湖上から見た御前ヶ浜に立つ乙女の像では観光客が盛んにカメラを向けてたっけ。
一時間ほどの湖上遊覧をおえて、難なく休屋という港に到着した。
魚が棲んでいなかった十和田湖で度重なる失敗にも負けず、ヒメマスの養殖に成功した偉人・和井内貞行翁。昔は根気強い人がいたもんだね。
十和田湖展望台から奥入瀬コーヒーを飲みながら眺めた十和田湖の景色は抜群だったね、
船中泊を含めて3泊4日東北バスツアーは奥入瀬・十和田湖の見物を最後に、高速道を突っ走って一路前橋へ・・・。
途中の東北道・岩手山SAで盛岡名物「盛岡冷麺」など食べて小腹を満たして居眠りしながら家に帰ったのさ~。
2011 03 24(木)再記述。