先日、熊本に帰省してきました。
数年ぶりに夫と一緒の帰省(夫の休みに合わせたのでわずか1泊になっちゃったけど)。
今回は、母が40年以上活動しているママさんコーラスの九州大会の応援を目玉に、あとは父の日のお祝いもかねての食事会という予定でした。
コーラス大会は県立劇場で。
九州各地から集まったお母さんたちのコーラスグループが2日間にわたって、歌ごrを披露します。コロナ禍でコーラスができない状況が長く続き、大会も2回流れて3年ぶりの開催です。
母は私が小学生のころのPTAの活動がきっかけで始めたコーラスを今もずっと続けています。40年以上、毎週1回練習に出かけてるなんて根気がすごいですね。楽しいから続くのかな?全国大会にも過去4回ほど選ばれてたのだとか。
県立劇場は音響も良いので、皆さんの声がよく響きます。
チームによっては、練習不足だったかな?というところもありましたが、衣装とか演出にも工夫が凝らされていて、とても楽しめました。女性コーラス用に編曲された曲たちもバラエティーに富んでいました。
母たちのチームも良かったですが、特に感動したのが「コーロフィオーレ」という熊本の団体が歌った「私がきれいだった時」という茨木のり子さんの詩に曲をつけたもの。ドレスを身に着けているチームが多い中、ここは「もんぺ」のようなスタイルで登場して、平和を訴えていました。
選曲も良かったのかもしれませんが、聞くうちに涙がこみあげてきました。
後で聞いたら、九州代表として全国大会出場に選ばれたそうです。
やっぱり。
コーラスってあんまりちゃんと聞いたことがなかったですが、奥が深そうです。
まず、言葉がちゃんと聞き取れることこれが難しい。
そして、その言葉が説得力をもって聞く人の心を揺さぶることは、なかなかできることではないですね。コーラスだと全員のハーモニーも大事な要素だし。
低音部(アルト)のパートが重要だというのも感じました。アルトが上手なところは多くなかった…。
それとみていた中で、とっても指揮者がいいチームがありました。
指揮の良し悪しなんて素人の私にわかるはずもないのですが、それでもその指揮者の指揮は「音を引き出したり、抑えたり、広げたり、まとめたり」自在にしていると感じられました。
これも面白い発見でした。
ふだんマエストロの指揮ばかり聞いているからわからないのですね。
母のチームは全国大会への切符は逃しましたが、これからも楽しくコーラス続けてほしいなと思います。歌ってる皆さん、とっても楽しそうでしたもんね。