キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

イスンファン来日公演@Zepp DiverCity 2

2016年03月06日 |   └─POPS韓国
コンサートが終わり、皆さんの燃えつき症候群の報告が続々届いていますね…
私もまさに「とんびんまうむ」状態です(え?使い方違う?)


復習と称してCDをごそごそ引っ張り出して聞いていますが、告白します。聞いてないCDがいろいろ発見されました。たぶん買ってから1~2回は聞いてるんでしょうけど、あんまり覚えてなかったり。それで今反省しながら繰り返し聞いているところです。7集「Egg」はハード路線が好きな私としては、買ったころはころは甘すぎると思ってたようですが、今聞くと何とも良いじゃああ~りませんか!あと「SeriousDay」もあんなにハードな私好みなのに全く聞いていなく新品のような状態で発掘されました。かっこいいです。これベスト盤?


イラスト描いてみた。(消しゴムなし)

さて、反省はこれくらいにして、コンサートの感想を思いつくことから書いていきたいと思います。
コンサートはたったの2時間です。でも、ふらふらになるくらい燃焼させてもらいました。
エネルギーがすごかった。あれを去年は6時間やったんですね、スンファン氏の体力すごいです。
6時間のコンサートは陳昇でも結構経験あるんですけど、陳昇のは割と自由に好きなように歌い、しゃべり、酒を飲み、バンドメンバーに延々演奏させ、ゲストに歌わせで6時間。もちろんそれも恐ろしいほど(しかも何回もやってる!)ですが、イスンファンのはもっと計算されててデザインされてて、普通に考えたら無理~!!ってなる話でしょうね。たぶん二度とない。


●日本語MCにビックリ
第一声「東京の皆さん、イスンファンのコンサートへようこそ!」

コンサートの前にmy storyさんにMCに通訳入るんじゃないか?と言われてたんだけど、実はあまり信じてなかったんです。今までいろんな外国のアーチストのコンサートを見ていますが、あまりそういう配慮をする場面を見ていなかったので。しっかり通訳入れてたのは川口リリアで見たツイジェン崔健くらい。去年の夏に見た中華圏バンドの東京公演は中国語分からない日本人ファンは置いてけぼりだったし。そういうの普通だと思ってた。


そしたら通訳どころか本人が精一杯日本語で話してました。そして、込み入ってきたら日本語ができるギタリスト(留学経験ありなんだそう)が通訳し始めた。びっくりして感激した。序盤に日本人がどれくらいいるか確認して、かなりの少なさに本人もがっかりの様子だったけど、それでも日本語のMCは最後まで徹底してた。プロだ。おそらく日本人は1割くらいだったんじゃないかな?

いわゆる韓流とかKPOPと言われるコンサートには行ったことがないのでよくわかりませんが、あれだけ日本人のファンが詰めかけるのだからきっと海外に打って出てる韓国人スターたちは日本語をちゃんと話してるんでしょうね。日本語の歌もあったりして。もしかして、イスンファンもそういう状況を眺めていて、それを踏まえての日本語準備だったのかもしれない。でも、日本市場なんてあまり考えてないだろうし、あの日本語の準備は、一つ一つのステージに最高を求めるイスンファンのこだわりだと受け取りました。


MCで笑ったのが、客席の日本人の一人に向かって、
「あなたに聞きたいことがあるんですけど、いいですか? 私が誰か知っていますか? シン・スンフンじゃないですよ。」
ここでシン・スンフンの名前が出ることが興味深し。
並び称されているのか?日本で彼が有名だと思われてるのか?

「もう一つ聞きたいんですけど、ワタシの歳を知ってますか?」
「ワタシ韓国で52歳なんですけど、日本の年では50歳です。日本に来たら、キモチがいいデスね~」

やっぱり私より年上だったか…昔のプロフィールはなぜサバを読んでたのかな?

そうそう、「自分は日本人で言うと江頭2:50と同じ年です」みたいなこと言ってました。
誰がそんなことを教えた?それともエガちゃんのこと好きなのかな??

バンドメンバーの日本語による自己紹介も可愛かった。
この辺は外タレさん来日公演のお約束のお楽しみですね。
「ワタシは海賊王になる男だ」って意味不明のことをいうバンドメンバーの自己紹介に対して、「これは、漫画のワンピースのことです」なんていう解説までしてくれて、ただの丸覚えじゃないんだな~と日本語のうまさにビックリ。


●2時間の中にいろんな曲をぎっしり詰めてくる気合
今回の公演、一曲一曲がかなり短く仕上げてあった。
それに気がついたのは「セガジソウォン(3つの願い)」で、2つめの願いをとばして3つ目に行ったとき。
周りの人と顔を見合わせて「トゥーボンチェは??」。
これも明確な意図あってのことと感じたました。

日本の会場は時間制限がキッチリしてるし、今回は事実上彼にとって初の来日コンサート。
いろんな曲をショーケースのように聴かせたかったに違いない。お客も喜ぶし。やっぱり「あれ聞きたかったな〜」って言うのあるものね。もしかすると日本の音楽関係者にも聴かせたかったかな?来てたかな?関係者。

曲を短めにしたのが多いとはいっても、「イベントソング」はきっちりやった印象。
「ムロボンダ」の巻ティッシュ投げはちゃんと三回やれたし。あれは気持ちよかったな〜。わかっていらっしゃる。


たった2時間なのに気合の違いがわかる点はほかにもあり、衣装替えも何回もあった。
もちろん全部着替えるということではなく、上着を替える程度だけど、上着3種類+上着なし+駱駝の耳のついた帽子で、いろいろイメージを変えてくれたのもこだわりを感じました。


それから今回公演の機材全て自前で韓国から持ってきたらしい。
たった一回のためにそこまでするか?赤字だったんじゃ?それでもまだ半分くらいに抑えたとのことで、物足りなかったらしく、この次はもっと大きな会場で思いっきりやりたいみたいな話もしてました。
次を期待していいの?



そのほか、思い出したことをランダムにメモ。

・これは本国での公演でも言ってたみたいだけど…
「この歌を知っている人は、いい年ですね」
日本に留学経験のあるギタリストくんの通訳では「ジジババです」だったか?!
そしてその歌は「キダリンナルドチウォジルラルド」27年前の歌ですね。


・アンコール曲「オツトケサランイクレヨ」最後マイクを外し、生声で歌いはじめて呆然とした。
横で目を閉じて聞き入っていた夫に、ステージ見て!って促した。
マイク通したのと変わりない声量、すごいの一言。
確かに後半の音量の大きな曲はマイク通すと声が割れて聴こえてたからね。


・「外タレ」さんの来日公演で楽しみにしてるコトの一つにご当地ソング(とか日本語の歌とか)があるけど、それはやらなかった。なくてよかった。彼らしい。でも単純に韓国でやってるライブをそのまま持ってきたわけじゃない。
その証左が日本語MC。
実はちょっと「フランダースの犬」が頭をよぎったけど。あれもいい曲なので聞きたい気はするけど、無理かな。


曲によって座ったり立ったり、客席の振りもいろいろお約束があったようでそういうのを体験できたのも楽しかった。
アンコールの掛け声で、「이승환!」 「dream factory!」はわかったけど、이승환の前に何か言葉が付いてたのがわからなかった。ツイッターで質問して教えてもらいました。

  →「ムジョク(無敵)イースンファン」だったそうです。


また次があるかな?
あってほしい。

「ジョン・メレンキャンプとイスンファンのコンサートに行くこと」というのが、ここ10年くらいずーっと言い続けてきた人生の宿題でした。これで全て終了。あとはおまけの人生だ(笑)。




韓国のファンのことなどもっと書きたいことありますが、稿を改めます。

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