おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

アドバイス

2009-06-17 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


本年度から 行政書士会の支部の業務部長を
担当することになりました
予想していなかったことなので 少々あわてています
支部には 約250名の方がおられ
自己の信ずる道をモットーとして業務に励んでおられる

思われます
いろいろなことを 自己の信ずる道で

私自身も 考えてはいますが

この 自己の信ずる道
というのが ケッコウ やっかいもの

俗に 【アドバイスの恐怖】 という現象が
近所付き合いにも あるゆる組織にも 家庭にも 
友達同士にさえ
あると
私は考えております

やっかいなのは ほとんどの場合
アドバイス提供側には 
受ける側のためを思ってしているのだ
あなたのためだから言っているのだ 
という 善意の?齟齬があること

例えば
自分よりも 地位的に上にいる(嫌な言葉)?前任者
などから ‘まあ アドバイスとしてだが’
なんてことを言われると 
妙に 身構えてしまいます
いろいろ ヤッカイなことの記憶がムクムク起きだして・・・


私自身は 
乞われる前に アドバイスなどできる限りしない
ということを
家庭生活上も気をつけてきたつもりですが
特に 組織に身を置いた場合の基本姿勢にしています

アドバイスを出す方は 
‘あくまでもアドバイス あとは自身の判断で ネ’
という感覚での言動が ほとんどでしょう

しかし 受け手の立場の方は
アドバイスとはいっても つまるところ 
前例どおりに を暗に指示されているいるようなもの
慣例を 暗に示されているようなもの
ということに まず なるのです

反することはできない
反したときに アドバイス者への説明もなんだか面倒
気分を害するようなこともあるだろうな・・・
なんぞと 要らぬ疲労なんぞを覚えたり
結局 前例/慣例/アドバイス に乗っかっていたほうが
いいかな?

だいたいは こんなところにおちついてしまう・・・
物事の流れに乗っかって 逆らわず
それが良い場合もあり得るでしょうが
良い方向への変化は あまり 望めない体制であること多し
なにより
アドバイスを受けた側へ 何らかの波を及ぼしています
自分自身の意思ではチットモ望んでもいないのに・・・


乞われる前のアドバイス
もってのほか

それは あくまでも 自分自身の信ずるところに基礎を置く
独断論かもしれないのですから
くどいでしょうが
乞われてもいない段階では 特に 注意
余計なお世話 であること とても とても 多し

後任者を悩ますような アドバイス
私自身は よくよく 注意をしているところです


民間企業・公務員・個人事務所・自営
いろいろな形態の勤務を経てきての
率直な実感です


もっとも だれが担当しても同内容になるべき 
客観的な引継ぎ事項
これは 別物

引継ぎ者の主観が入り込むような部分は 
必要最小限の より客観的なやりとりで
済ますべき
前任者に この道以外の散歩は ほとんど考えられません
何ぞと言われたら
他の道の素敵な景色にめぐり会えるチャンスを
無くします


思慮の乏しい形でのアドバイス
むしろ カット


ひとそれぞれの やり方 というものがあり
常軌を逸したやり方は論外として
その方の ベストで尽くせばいいこと
結果は 組織自身が判定 
有責であるときは 潔く責を負う

乞われたのなら 手を貸す 知恵を貸す

これが アドバイス者の 基本
と 私は考えます
(アドバイスを要するときは 礼をつくして教えを乞う)


組織運営論 まったくのところ 人の
思いやりの心が 基本の 論です



この記事は 私自身の 
貴重な 
苦い反省のうえにたったものでした
(偉そうなことを 恥ずかしさ一杯に 記しました)

                
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