金は労力の報酬である。だから労力を余計にすれば金は
余計にとれる。
ここまでは世間も公平である。(否これすらも不公平な事が
ある。相場師などは労力なしに金をつかんでいる)
岩崎の塀が冷刻に聳えている。あの塀へ頭をぶっつけて
壊してやろうかと思う。
上の文章は 漱石さんのもの(小説での登場人物の言ですが)
冷刻は 冷酷 でしょうか
岩崎とは 三井と並ぶ当時の実業家岩崎弥之助
漱石さんは 給料などから判断するとお金に苦しめられ続けた
ようにはみえないのですが
相当の感情論?で その方面に敵意をあからさまに
している節があります
もっとも次元の高いところでの不満を述べているのでしょうが
さて ガソリンの値の降下
投機資金への規制強化
不況で需要不足
供給のダブツキ
それにしても 犯罪行為すれすれともとらえられる
一部 にっくき投機資金のための 世界的大混乱
漱石が生きていたら なんと表現したことでしょうか
情けないといえば情けなし
アクドイ一部の連中のため 世界中で何人の方が自ら
命を絶ったり 会社を失くしたり 従業員世帯が路頭に
迷ったり 大事な施策の途中打ち切りを余儀なくさせられたり
学業をあきらめたり 夢をみることさえ閉ざされたりしたか
ほんとうに 規制強化で悪徳投機連中を縛れるのなら
もっと もっと 早く 早く とっ捕まえて欲しいものです
それがその部署の 其の官僚の それにあたる各国首脳の
仕事なのでしょうから
庶民は そこに任せるしかないのですから
けたはずれの投機で けたはずれの富を得て
それが 正当な経済行為でのものならいざしらず
ほとんど損をしない筋書き通りの 名ばかり投機での巨万の
富だとしたら・・・
こういうことがあるたび 思ってしまいます
一部の連鎖組織の カタログどおりの金の流れでは?と
そうだとしたら とても とても 悔しいです
なにがって
そんな輩のせいで たくさんの 涙が地上にあふれた
と考えると
切なくなります