昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(369)田屋嘉兵衛、したたかな交渉力

2016-04-08 07:19:14 | なるほどと思う日々
 NHKテレビ<選択>から。
 ・・・高田屋嘉兵衛のしたたかな交渉力・・・
 
 高田屋嘉兵衛は今から200年前、北前船を駆使し、廻船業者として巨額な財を成した。
 
 
 
 特に未開発の蝦夷に眼をつけた。
 

 そして、テンやラッコなどの良質の毛皮を求めて進出して来たロシアとぶつかった。
 樺太や千島列島の日本人を襲撃するロシアに怒った幕府は、測量に来たゴローニンを逮捕した。
 
 そして漁に出ていた高田屋嘉兵衛が拿捕され、カムチャッカに連行される。
 帰国を願う嘉兵衛はロシアの少年にロシア語を学び、上官に交渉することを目指した。
 わずか4週間余りでロシア人と交渉できる語学力を身につけた。
      
 スーパーラーナーとしての素質があったんですね。
 
 ゴローニンを奪還しようとしていた上官リカルドの意図を察知し持ち前の交渉力を駆使する。
 
 
 幕府は日本人襲撃に対する謝罪を表明すれば、ゴローニンを釈放するだろう、と。

 
 自己や他者の感情を知覚し、自分の感情をコントロールする知能、EQ(心の知能指数)にも優れていたんですね。
 結局彼の力によって日本とロシアという国家間問題解決の交渉が成立したのです。
 

 


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