そして、太宰治は山崎冨栄とまさに運命の出会いをする。
彼女の父親は日本最初の美容学校、お茶の水の「東京婦人美髪美容学校」の創立者だった。
その次女として冨栄は女学校を卒業後YMCAで聖書や英語、演劇を学び、聴講生として慶應義塾大学に学んでいる。
そして軍人の夫と結婚するが、新婚10日目で夫はマニラで招集され行方不明になっている。
その後、ミタカ美装店で美容師として勤めている時に、たまたまうどん屋で太宰と知り合う。
多情な太宰は彼女に一目ぼれしたのだろうか、「死をかけた恋をしないか」と誘ったそうだ。そして最終的に本気になったのはむしろ彼女の方だった。
「死ぬ気で彼に恋した」と記している。
そして28歳で玉川上水に彼と投身する。
2番目に仕事場にしていた小料理店「千草」が捜索本部の遺体検死の場となった。
入水現場には故郷金木町産の「玉鹿石」が置かれている。
ところが入水した玉川上水のふちではなく、風の散歩道を挟んで反対側に置かれている。
ガイドさんの説明によると、玉川上水は東京都の管轄下にあり、すんなりと設置できず、三鷹市所有地の方に置かれたとか。
こんな所にも行政の縦割りの頑なさが見て取れる。
太宰を敬愛する又吉直樹が「火花」で芥川賞をとったが、それでまた太宰ブームが再燃したようだ。
太宰がよくウイスキーを買いに訪れたという伊勢元酒店跡が今、太宰治記念サロンになっている。
彼が使っていたという火鉢が飾ってあった。
太宰ゆかりの相関図というのが飾ってある。
昭和の文学界を一望にして壮観だ。
─続く─
<好奇心コーナー>
韓国のトッププロ囲碁棋士。イ・セドルが、100万ドルを賭けて、グーグルの開発した人工知能アルファ囲碁に挑戦しましたが、5番勝負の第1局は中押しで負けちゃいました。
(セドル棋士が先番)
第2局は今日行われます。
彼女の父親は日本最初の美容学校、お茶の水の「東京婦人美髪美容学校」の創立者だった。
その次女として冨栄は女学校を卒業後YMCAで聖書や英語、演劇を学び、聴講生として慶應義塾大学に学んでいる。
そして軍人の夫と結婚するが、新婚10日目で夫はマニラで招集され行方不明になっている。
その後、ミタカ美装店で美容師として勤めている時に、たまたまうどん屋で太宰と知り合う。
多情な太宰は彼女に一目ぼれしたのだろうか、「死をかけた恋をしないか」と誘ったそうだ。そして最終的に本気になったのはむしろ彼女の方だった。
「死ぬ気で彼に恋した」と記している。
そして28歳で玉川上水に彼と投身する。
2番目に仕事場にしていた小料理店「千草」が捜索本部の遺体検死の場となった。
入水現場には故郷金木町産の「玉鹿石」が置かれている。
ところが入水した玉川上水のふちではなく、風の散歩道を挟んで反対側に置かれている。
ガイドさんの説明によると、玉川上水は東京都の管轄下にあり、すんなりと設置できず、三鷹市所有地の方に置かれたとか。
こんな所にも行政の縦割りの頑なさが見て取れる。
太宰を敬愛する又吉直樹が「火花」で芥川賞をとったが、それでまた太宰ブームが再燃したようだ。
太宰がよくウイスキーを買いに訪れたという伊勢元酒店跡が今、太宰治記念サロンになっている。
彼が使っていたという火鉢が飾ってあった。
太宰ゆかりの相関図というのが飾ってある。
昭和の文学界を一望にして壮観だ。
─続く─
<好奇心コーナー>
韓国のトッププロ囲碁棋士。イ・セドルが、100万ドルを賭けて、グーグルの開発した人工知能アルファ囲碁に挑戦しましたが、5番勝負の第1局は中押しで負けちゃいました。
(セドル棋士が先番)
第2局は今日行われます。