昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(593)政治⑩ 日本の政治は米中露のようなリアリズムではなく、言霊イズムに縋っている。

2019-06-19 04:43:45 | なるほどと思う日々
 日本の政治は、米中露のような強大国と異なり、弱肉強食の<リアリズム>ではなく、<呪術者政治>に縋っている。
 
 
 井沢元彦が<言霊>をキーワードに日本の政治歴史を分析している。
 
 *鎌倉・戦国・明治は<鎌倉リアリズム>
    
 *平安・江戸・現代は<平安言霊(コトダマ)イズム>
   

 ・・・平安貴族は言霊の力を信じるから呪術者的な政治を行う。
    歌を重んじ祈る。現実に対応する政治は苦手なのだ。
    言霊の世界では「戦争よなくなれ平和よ来い」と言えば平和が来ることになっている。
    

 ・・・一方鎌倉武士は祈っていてもしょうがない、現実的な<弱肉強食>世界に現実主義的に対応していく。
    
    敵が攻めてきたら武器を取って戦うという立場だ。
    今の世界の米中露の強国が執っている政治形態だ。
    

    *「今、日本で行われているのは<平和教育>というより、戦争の悲惨さを強調するキャンペーンで、それだけで戦争が無くなるものではない」
                と井沢氏は言っている。
          





最新の画像もっと見る

コメントを投稿