昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(391)北朝鮮問題解決策

2017-09-07 03:56:24 | エッセイ
 <落語談義16>
  
 熊さん「北朝鮮は水爆を成功させたらしいですな」
 ご隠居「広島原爆の10倍の威力があるらしい・・・」
   
 熊さん「国連ではさらなる制裁を! なんて言ってますが」
 ご隠居「中国・ロシアにその気がないから効果は期待できないね 実際これまでの制裁もかご抜けらしいし・・・」 
 熊さん「プーチンなんかは、北は雑草食っても核を手放さないだろうって言ってるらしいじゃないですか」   
 ご隠居「中国もアメリカの思惑には乗ってこないしな・・・」
 熊さん「じゃあ、アメリカは、軍事的手段を行使できるんですかい?」
 ご隠居「とばっちりが計り知れないから、さすがトランプといえどもムリだろうな・・・。それぞれ思惑が交錯してにっちもさっちもいかないというところだ」
 
 熊さん「じゃあ、特に日本としてはどうしたらいいんですか?」
 ご隠居「戦争になるのをあくまで回避するとなったら、南北統一を前提に日本なりの現実的な戦略を立てなければ・・・」
 熊さん「日本なりの、現実的な?」
 ご隠居「韓国の文大統領の南北統一策だよ」
 熊さん「そんなの甘い考え方だって言ってたじゃないですか!」
 ご隠居「この期に及んではそれしかないな。もともと同じ民族同士がいがみ合っているのはおかしいよ」
 熊さん「・・・」
 ご隠居「人工的な国境なんていずれはなくなる運命にあるのさ。ドイツの場合のように・・・」
  
 熊さん「たしかにご隠居すごいこと言いますね!・・・。だけど日本はどう動けばいいんですか?」
 ご隠居「北に特使を派遣して、北を日米韓サイドに引きつける裏工作をするんだ」
 熊さん「そういえばアントニオ猪木が北へ向かいましたね・・・」

 ご隠居「あれは、日本政府の意向を背負ったものではないと思うが・・・」
 熊さん「じゃあ、それとは別に政府の意向を汲んだ裏工作がすでに進行しているということですか?」
 ご隠居「当然だろう。北としての問題は核開発で国民に不自由をかけているから何としても金が必要なんだ。その場合、小泉訪朝の時も(金丸自民党副総裁だったかな?)問題になった戦時賠償金という餌に北は飛びつくはずだ」
 熊さん「なるほど・・・」
 ご隠居「問題は中国より早く北を我々サイドに取り込むことなんだ」
 熊さん「核の問題はどうするんですかい?」
 ご隠居「それはその後の説得さ・・・。アメリカの傘の下へ入って、取り敢えず国民の生活を向上させるために努力しましょうとかなんとか・・・」
 熊さん「さすがご隠居!」
 ご隠居「だてに長生きしてんじゃないよ」