昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(150)賀春

2013-01-01 05:28:35 | エッセイ
 <巳年の春>
 
 よく考えてみると、人生も残り少なくなってきた。
 しかし、枯れた境地にはなれず、未だ悶々と刺激を求める日々を送っている。

 昨日は恒例の国民的テレビ行事、<紅白>を見た。
 昔は、すべての出場歌手を目を凝らして見ていた。
 しかし、最近は適当である。
 他局のボクシングを見たり、パソコンでネット囲碁をしたりしながら、たまに見る。
 しかし、幸運にもぼくの大好きな<いきものがかり>を見れた。
 
 第一に名前がいいじゃない!
 小学生が校庭でうさぎを飼っている姿が目に浮かぶ。
 それに彼女のおおらかに歌う姿がいい!
 歌詞がいい!
 
 風が吹いている 僕はここで生きていく
 晴れわたる空に 叫びつづけよう
 新しき日々はここにある


 ぼくは小学校で囲碁を教えている。
 今年は<魔の小学4年生>に悩まされた。
 ちょっと目を外すと、彼女は「ちょっと校庭を走ってきます」と言って出て行ってしまう。
 講義している間に漫画「ヒカルの碁」を読んでいる。
 飽きてくるとカバンからリコーダーを出してきて吹こうとしたりする。
 関心が次々と移っていく。
 礼儀作法などのマナーを教えることも大切なテーマだが、才能のありそうな彼女のことは大目に見ている。

 毎朝4時ごろ起きて、このブログを書いている。
 こんな猫も犬も出演しない地味なブログを毎日、200人以上の人たちが訪問し、閲覧数も毎日500回を超える。数からいくと、大半はぼくの知らない人だろう。
 この<見てもらえること>がぼくにとって最大の刺激だ。
 昨日はなんと、訪問者数480人、閲覧数948回。
 GOOブログ1、806、116のうちの第900位と、4年半つづけているが、過去最高を記録した。

 戦後経済成長期のサラリーマン生活を描いた<昭和のマロの憂鬱>、ふと知り合った魅力的な女性との出会いを描いた<仮面のツアー>、難病に生まれた子が実は傲慢な人類に警告を与えるために自然界からから派遣された使者だったという<レロレロ姫の警告>、戦後の特殊な状況下に存在した共産圏貿易専門商社を描いた<ハザマ・トレーディング>を掲載中ですが、さらなる刺激を求めて、他にも医療の現状の問題点を描いた<手術室から>、介護問題を描いた<雪舞う日>や<不良老人日記>なども掲載したいと思っています。
 たまにはエッセイも挟んで書き続けるつもりです。
 今年もよろしくお願いいたします。 
 <昭和のマロ>