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東南アジア、台湾などへの海外旅行記などを中心に投稿しています。

スマートフォンが業績を左右する(続き)

2010-11-01 22:33:02 | iPad

 通信キャリアにとってデータ通信拡大こそが業績向上に繋がることは明らかです。その拡大の「大本命は」はスマートフォンです。NTTドコモはiPhoneの対抗機種として韓国サムスン電子社製「ギャラクシーS」を発売しました。

 日本市場では韓国メーカーのブランド力はまだ強くありません。NTTドコモ社内でも当初はiPhoneに対抗する看板機種とすることに懸念もあったそうです。しかし、実際に手にすると、「今の日本メーカーでは実現できない性能だ」と考えが変わったそうです。

 今まで日本の携帯電話端末は通信キャリアの独自サービス(代表例はiモード)が発達したため、通信キャリアの注文通りにメーカーに製造させて開発費を補助するシステムが構築されました。これによって、海外勢は販売拡大に苦戦してました。しかし、アンドロイドOSなどを搭載したスマートフォンは通信キャリアの独自サービスが不要で、日本だけではなく世界市場への投入が容易に実現出来るようになりました。

 日本勢も、年末商戦に向けてアンドロイドOS搭載端末を投入します。今後はワンセグや電子マネーの「おサイフケータイ」など日本の独自サービスに対応するなどして海外勢に対抗する方針のようです。しかし、業界では「携帯電話では、ほとんど日本市場だけで売っている日本メーカーと世界市場を相手にしているサムスンでは事業規模が全く違う。日本だけに目を向けた開発では生き残りは難しい」と指摘してます。