ブルネイはイスラム教国。国のランドマークは巨大なモスク。ツアーのコースにも入っています。
東南アジア10か国の中で、日本と空路で結ばれていない国は、ラオスだけになりました。
クアラルンプール駅構内を歩いているとき、どこからかいい匂いが流れてきました。この日、まだ朝食をとっていませんでした。空港のレストランでとる時間は十分ありましたが、東南アジアまで来てそれはないと断言できます。。
匂いの主を探しましたが、駅構内にあったのは、小さな売店だけでした。駅舎を出て歩いていたら、その隅に匂いの主がいました。
レストランの中の光景は、食事をする人、お茶を飲みながら談笑する人など様々でした。
中は小さなフードコートといった感じで、マレーシアを代表する料理「ミーゴレン」「ワンタンミー」を作るコーナー、ナンやトーストを焼くコーナー、飲み物を出すコーナー、そして東南アジア定番の「ぶっかけご飯」に乗せる具が並べてあるコーナーに分けられていました。
私が選んだ朝食は、ミーゴレン、スパイシーカレーとナン、テーブルに置かれていたバナナ、そしてアイスを注文したのに出てきたホットミルクティーの5点。これが僅か97リンキッド(約300円)でした。
入った時には気がつかなかったのですが、入口付近は売店になっていました。そこには日本の駄菓子屋の専売特許「瓶詰めお菓子」が並んでいたのだ。KLセントラル駅周辺は高層ビル、高級ホテル、ショッピングセンターなどが立ち並び、東南アジアとは思えないが、そこから一駅しか離れていないところに東南アジアの顔がある。
KLIA2でブルネイ便に乗換えるまで4時間ほどの空きがありました(出発時刻から逆算すると実際は6時間ほどありました)。この時間を利用して行きたい場所がありました。
2011年9月、バンコクからエアアジアでクアラルンプールに入り1泊しました。目的はマレーシアの匂いを嗅ぐことと中秋節を迎えるチャイナタウンの様子、そしてブルネイ行きでした。
この時、チャイナタウンの近くにあり、マレーシアを代表する建造物の1つ「クアラルンプール駅」を見逃していました。日本に帰国してから、クアラルンプール駅から実際に乗車した経験がある友人に、チャイナタウンの最寄り駅のホームから撮った写真の1枚を見せた時、ある部分を指差して「ここがクアラルンプール駅」だと教えてくれました。私はすぐそばにいたことになります。下の写真の左に、モスク風に見える建物がクアラルンプール駅です。私は長い歩道橋に興味があったのでとりました。
現在、クアラルンプールの中央駅は、KLセントラル駅になります。過去、その役目を担っていたのはクアラルンプール駅でした。
KLIA2から乗車したKLIAエキスプレスの終点はKLセントラル駅です。そこからKLMコミューターに乗り換え、1つ目がクアラルンプール駅になります。ホームに降り立ち、乗ってきた電車が通り過ぎた後の静寂の中で、私はしばらく佇んでいました。自分でも何故そうしていたのか、今でもわかりません。
クアラルンプール駅は、は歴史的な建造物として知られています。 近代的な建物が多いクアラルンプール市内の中では歴史のある建物です。19世紀初頭に建てれら、20世紀初頭に造り替えられました。優雅なアーチ曲線と繊細な尖塔を備え、ムーア風建築のドームなどイスラム風の美しい白亜の外観は、駅とは思えないほどの美しさで必見です。
↓の写真に、ホームの先を歩く人の姿が見えます。その人が歩いているところが、1枚目の歩道橋でした。
KLA2とは、今年の5月から運用を開始した「クアラルンプール第2国際空港」のことです。完成は昨年でしたが、エアアジアが「クアラルンプール国際空港LCCターミナル」から移転を拒否していました。
エアアジアは、東南アジアの空を占有していると表現しても大袈裟ではありません。そのハブ空港がLCCターミナルでした。しかし、マレーシアの空の玄関口とは呼べるものではありませんでした。ボーディングブリッジはなく、徒歩でターミナルへと向かいます。イミグレーションがあるフロアーは体育館のようです。
それに比べKLA2は、空港の本来の姿に生まれ変っていました。明日以降、空港全体を紹介しますが、東南アジアを代表する空港と言っても過言ではありません。↓の写真を見ればわかると思います。1枚目はボーディングブリッジを渡りターミナルに入ったところです。2枚目はイミグレーションです。