タイ東北部(コンケン、ウドーン・ターニー、ウボンラーチャターニーなどを指し総称してイサーンと呼ばれてます)の玄関口となっているのが「ナコン・ラーチャシーマー」です。通称コラートと呼ばれておりバンコクのフアランボーン駅から特急で約5時間、普通で約6時間のところに位置してます。鉄道駅は新市街の外れにあります。
日本では鉄道駅が市街の中心に存在してますが、タイは鉄道網の発展が遅れたため、多くの鉄道駅は街の外れにあります(逆にバスターミナルは市街の中心にあります)。
ナコン・ラーチャシーマー駅の全体は、過去に訪れたアユタヤ駅、チェンマイ駅、ウドーン・ターニー駅などと同様に駅前にロータリーがあり、トゥクトゥクが客待ちをしてます。
駅構内も他の駅と同様です。天井が高く風が抜けるような構造となってます。
ただ、他の駅と異なるところが一点あります。コラートはイサーン地方に向かっては玄関口ですが、イサーン地方からするとバンコクへの玄関口となります。そのため、物流の要となる貨物駅の役割も果たしてます。イサーン地方向けの物資を積んだ貨車は一旦この駅に集約され、その後ウドーン・ターニー方面とウボンラーチャターニー方面に分かれて運ばれます。
私が駅に着いた時には早朝にバンコクを発車したウボンラーチャターニー行きの急行が到着したところでした。
ホームにはウドーン・ターニーまたはウボンラーチャターニーを早朝に発車したバンコク行きを待つ多くの乗客がいました。