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東南アジア、台湾などへの海外旅行記などを中心に投稿しています。

ミャンマー考(停滞する復興と留学)

2025-07-27 21:10:48 | ミャンマー

 2025年3月にミャンマー中部マンダレー地方で発生した大地震の復興が停滞しています。
 被害が大きかったサガインには、反政府組織の勢力下の地域があり、NGOなどからの救援物資輸送を国軍が拒んでいる事態も起きています。

  
 一方で、地震の影響がなかった経済の中心ヤンゴンでは、徴兵制を回避するため日本への留学ブームが起きています。
 日本ブームは留学生だけではありません。技能実習・特定技能で来日し就労するミャンマー人も増加傾向です。

  


ミャンマー・マイクロ・ミル・プロジェクト

2025-04-29 22:04:13 | ミャンマー

 27日(日)、神奈川県鎌倉市の長谷へ向かいました。目的はJR東日本横須賀線鎌倉駅とJR東日本東海道本線藤沢駅を結ぶ江ノ島電鉄長谷駅(大仏、長谷寺の最寄り駅)から徒歩で15分ほどの所にある「CHEEERS COFFEE(チーズコーヒー)」さんでした。2022年7月、古民家を改修した店舗で営業をはじめました。

  

 以前、ミャンマー関連の情報を収集している際、日本のロースタリー(焙煎所)が資金を出し合いミャンマーに「ミャンマー・マイクロ・ミル・プロジェクト」を立ち上げたことを知りました(プロジェクトの詳しい活動はこちらまで)。「CHEEERS COFFEE」さんもこのプロジェクトに参画し、そこで生産されたコーヒー豆を取り扱っています。麻袋に「cheeers coffee」と書かれています。

  

  

 「CHEEERS COFFEE」のオーナーさんに、プロジェクトの現況を尋ねました。オーナーさんは「内戦の影響はなく生産したコーヒー豆は日本へ輸出されている」と話されていました。地震の影響もないそうです。


黙祷を捧げました。

2025-04-20 21:29:17 | ミャンマー

 東京・芝の増上寺で「日本ミャンマー友好協会」が主催する「2025 ミャンマー大地震 鎮魂と平和を祈る」が開催されました。
 三解脱門は工事中でした。
  
 祈祷は大殿で行われました。ここを一般公開するのは珍しいのでは。
  
  
 当然、私がここにはいるのははじめてでした。左手奥には僧侶の方々が待機さえていました。
  
  
 黙祷を捧げた後、マンダレー現地と現在の状況をスマホを介して伝えられました。
  
 現状は、メディア報道より酷いようです。

  


あの建物は?

2025-04-04 21:38:47 | ミャンマー

 ミャンマーで3月28日午後0時50分(日本時間同3時20分)ごろ、第2の都市中部マンダレー付近を震源とする地震が発生しました。この周辺は地震が多い地帯で、直近では2012年11月に発生(マグニチュード6)しました。
 いまから約10年前、私はこの地をおとずれました。街の中心にある時計塔はイギリス統治時代にたてられたものです。
  
 近くには衣服や日用雑貨の問屋がはいる巨大市場があります。
  
   
 宿泊先のホテル屋上からみた市街中心やホテル近くに、際立って高いビルはありません。
  
  
 テレビの報道番組で地震発生後のマンダレー市内の映像をみました。低い建物でも倒壊しています。いま、マンダレーはどんなになっているのでしょうか。
  


静かな街が今は...

2025-02-24 21:55:49 | ミャンマー

 2013年9月、タイのメーソートからミャンマーのミャワディに入りました。タイとミャンマーの国境に流れるモエイ川、そこに架かる橋は「アジアハイウェイ1号線(AH1)」でした。

  
  
  
 タイのバンコクなどで働くミャンマー人の多くが、ここからタイに入国すると聞きました。AH1から一歩奥に入った路地は未舗装でしたが、そこは生活感が漂う一帯でした。
  
  

 今、この街が世界の注目を浴びています。1つは連日新聞・テレビなどで報道されている中国人の詐欺集団。
  
 もう一つは、クーデター後の内戦によって発生した難民がモエイ川を渡ってタイに逃げています。今やタイはカンボジア、ラオス、そしてミャンマーからの難民を受け入れる「移民大国」となっています。
  
  


もっと深刻な問題が

2025-02-23 19:01:33 | ミャンマー

 連日新聞で報道されているミャンマーのミャワディーを拠点に暗躍している中国人の詐欺グループ。日本人数名がグループに拘束されているようです。ミャンマーにおいて中国人が集まる地域は「治外法権」となっているのでは。

  
 この問題は「力」で解決することが可能です。既にタイ警察が逮捕し中国への強制送還しています。これよりもっと深刻な問題が起きています。
 弱体しているミャンマー国軍の影響を受けない地域で、中国人が希少類鉱物の採掘を繰り返し深刻な環境汚染が広がっています。

  
 一度汚染された地域では生活がすることができません。中国寄りの姿勢をみせつつあるミャンマー政府は「見て見ぬふり」をしています。また、少数民族はミャンマー国軍との戦闘資金を獲得するため、「見て見ぬふり」をするしかない現状です。


ミャンマー考(動静が伝えられていません)

2024-12-31 16:09:41 | ミャンマー

 今年最後の投稿になります。
 ミャンマーのアウンサンスーチー氏の動静が今年6月頃から伝えられていません。ミャンマー国軍は来年11月総選挙の実施を目指しています。もし、総選挙が実施され国軍派が大勝し場合、改憲を行います。その改憲は国軍有利の内容で「この国から民主化勢力を根絶させる」ものでしょう。その後、憲法記念日の恩赦で現在収監されている民主派を釈放すると思われます。

  


ミャンマー考(現在は日本に)

2024-08-14 21:46:18 | ミャンマー

 ミャンマー軍が定めたコメの販売価格に違反したとして起訴された流通大手「イオン」の日本人駐在員は、解放され直近の情報では日本に帰国されたそうです。12日の禁固1年の判決を言い渡されたその日に解放されました。
 ミャンマー政権にとって、日本人駐在員の逮捕・起訴そして判決にどんな意義があったのでしょうか。

 

 


ミャンマー考(ミャンマー ドキュメンタリー映画「地の上、地の下」デリケートな作品)

2024-08-04 18:25:26 | ミャンマー

 この作品の上映会主催者は特定非営利活動法人(NGO)「メコン・ウォッチ」。活動の内容はサイトによると「メコン・ウォッチは、東南アジアのメコン河(メコン川)流域の開発や経済協力が、地域の自然資源を生活の糧としている流域の人々の生活を脅かさないように、調査研究や開発機関への働きかけを主な活動として1993年に設立されたNGOです。」となっています。私はミャンマーに関する情報を探している際に知りました。
 作品の内容は、上映会で配布された資料を参照してください。

  

 ダム建設に反対するカチン人の声が反映された作品でした。主催者の方に、何故一般公開されないのかと質問したところ、ミャンマーで「私たちのココ(ビルマ語で姉)」と呼ばれているアウンサンスーチー女史を批判しているシーンがあるからとのことでした。ミャンマーで女史を批判することはタブー視されています。日本では公開に反対意見をあげている在日ミャンマー人がいると聞きました。
 上映されたのはNGOの施設でした。

 

 

  


ミャンマー考(ミャンマー ドキュメンタリー映画「地の上、地の下」)

2024-08-03 22:28:29 | ミャンマー

 山形ドキュメンタリー映画祭で紹介された、ミャンマー 映画「地の上、地の下」)を見るため、東京・八王子へ向かいました。JR横浜駅から横浜線に乗車して約1時間でJR八王子駅に到着。ちょっとした小旅行です。
 改札口を出ると大勢の人が歩いていました。

  

  

 さらに駅ビルの外に出ると、陸橋の上はどこかへ向かうの人波。

  

 この日は「八王子まつり」の中日でした。繁華街入口には立派な山車が。調べたところ19台の山車が街を練り歩くようです。

  

 浅草の「三社祭」に次ぐ人出がありようです。外国人の姿もちらほらと。

 

  


ビルマ語

2024-07-07 21:52:39 | ミャンマー

 ビルマ語を勉強するためWindows11にビルマ語を追加しました。これで、キーボードからの入力もできるようになりました。しかし、どこを押せば何が出てくのかさっぱり?それを解決してくれたのはスクリーンキーボードでした。

  

 
 Shiftを押下すると切り替わります。

  

  

 次の課題は音声読上げです。


観ました。

2024-06-23 18:07:32 | ミャンマー

  ミャンマー映画「夜明けへの道」を見ました。良作でありながらシネコンで上映されるような性格の作品ではありません。横浜で唯一上映されていたのは「シネマ・ジャック&ベティ」。過去、アジア映画の作品を見るために何度か足を運びました。

  

  

  

  お客さんの入りは「ちらほろ」でした。平日だったのでしかたないですね。私の右隣に座っていたのはミャンマー人でした。言葉からわかりました。
  現在のミャンマーは、政府軍vs人民防衛隊(民主派勢力の軍隊)、政府軍vsカレン民族同盟などの反政府武装組織、さらに武装組織同士の争いが重なり国は内戦状態とも言えます。
  この作品は、人民防衛隊と行動を共にする監督がセルフキュメンタリー風に撮ったものでした。
  


鉄道大バザール(上)

2024-06-09 22:45:52 | ミャンマー

 過日、図書館で借りたアメリカ人作家ポール・セルー「鉄道大バザール(下)」(阿川弘之訳)の記事を投稿しました。下巻を借りたのは、タイ、ベトナム、ビルマの鉄道旅だったからです。下巻を読み終え、作者の人間描写の巧みさなどにひかれ、結果上巻も借りました。

  

 さらに、以前から勉強しようと考えていた。ビルマ語の教材も借りました。