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東南アジア、台湾などへの海外旅行記などを中心に投稿しています。

苦肉の策

2024-06-16 20:01:18 | タイ

 タイはBRICSへの加盟申請することを表明しました。BRICSとは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、エジプト、エチオピア、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)の9か国で構成されています。先進国に対抗する新興国の組織とも言えます。
 私はタイを全方位外交の国と考えています。外国からの投資を呼び込むためには最も有効な手段だと思います。
 実際にその結果を出してきました。しかし、下の記事を読むと経済に陰りが出てきたようです。BRICS加盟も優等生を続けるための一手段なのでしょう。

  

 


現代と大差ないと思います(ストップオーバー)。

2023-11-19 20:52:32 | タイ

 「深夜特急」の著者沢木耕太郎氏は、当初、日本から空路でインドのデリーに入り、そこから乗合バスを乗り継いでロンドンに行く計画でした。ところが、デリーに着いたのは、日本を発ってから半年後でした。何故、そうなってしまったのか。それは、日本で香港とバンコクに「ストップオーバー」できる格安航空券を買い求めたからでした。
 「ストップオーバー」とは、目的地へ向かう途中の乗り継ぎ地に24時間以上滞在することです。このような旅を一度は経験したいです。


現代と大差ないと思います。

2023-11-18 21:51:02 | タイ

 紀行作家沢木耕太郎氏著書「深夜特急 第1~6巻」は、日本人バックパッカーのバイブル、テレビ番組「進め!電波少年 ヒッチハイクの旅」、「世界の果てまでイッテQ! 松嶋尚美の深夜特急」のモデルともいわれています。 

 第1巻 香港・マカオ
 第2巻 マレー半島・シンガポール
 第3巻 インド・ネパール
 第4巻 シルクロード
 第5巻 トルコ・ギリシャ・地中海
 第6巻 南ヨーロッパ・ロンドン

  


  

 著者は1970年代、香港を起点に、乗合バスを乗り継いで、ロンドンに辿り着きました。現代では考えられない旅ですが、第2巻(マレー半島・シンガポール)を読むと、私が実際に見た光景と大差ありませんでした。
  

 


 


一度、投稿しました。

2023-11-15 22:05:04 | タイ

 タイは「微笑みの国」と呼ばれています。これは、外国からの観光客向けのキャッチです。私がタイを拠点に東南アジアの旅をはじめた当初、そのキャッチに偽りはありませんでした。しかし、約10年を費やした旅が終わった頃、町を歩く人々の微笑みが薄らいだように感じました。
 私はその原因を「格差社会」と投稿しました。この「社会格差」を如実にあらわす新聞記事がありました。

  

 タイの製造業は、タイの周辺国ミャンマー、ラオス、カンボジアから安い賃金の労働力を得ました。その結果、タイ人が新聞記事の通り海外で働くことを選択しました。


躊躇したのですが

2023-08-24 22:35:53 | タイ
 今月、書店で下川裕治氏著書「旅する桃源郷」(産業編集センター刊)を見つけました。氏が過去に訪ねた街から「桃源郷」を選んでまとめられたものでした。その中には、私も足を運んだ東南アジアの街ががいくつか載っていました。ちらっと読んだところ、私が過去に購読した氏の著書からの抜粋版の印象をうけました。結局、その場ではレジに進みませんでした。

  

 その後、よく考えた結果、購読しました。その理由は二つ。私には未知の街が取り上げられていたこと。それと、コロナ禍でも日本から出向いたタイ・バンコク、ラオス・ルアンパバーン、エーゲ海・パロス島での、「苦行」が書かれていたからでした。

  

ついに登場?

2023-08-02 21:55:53 | タイ
読売新聞朝刊毎週月曜日に掲載されている「特派員直伝 とらべる英会話」は、 英語学習の教材としている利用しています。7月31日はバンコク支局からでした。

  

 注目していただきたいのは右端の段です。タイで生活しているとよく耳にするフレーズが「マイペンライ」。「心配ない」「気にしない」などの意味で使われます。日本人でもすぐに覚えられます。いつかは、ここに登場すると期待していました。

1週間?

2023-05-21 21:32:28 | タイ
 私が毎週日曜日夜に視聴しているBS日テレ「今井翼 タイ縦断鉄道の旅」は、タイ第2の都市チェンマイを出発し、現在はバンコクの手前アユタヤまで来ています。

  

 上の記事によると、1週間で旅をしたそうです。アユタヤまでで2泊しています。これから、バンコクで乗り換えます。おそらく1泊はするでしょう。バンコクからサムイ島までは長い旅です。残り3泊で、どこまでリポートできるのでしょうか?かなり、足早の旅だったのでしょう。

  

いつか私も実践したいです。

2023-04-21 22:30:20 | タイ
 読売新聞朝刊の記事です。

  

 「一人旅やみつき」は女性です。勇気がいる旅だったと思います。私も東南アジア一周を計画しています。アジア大陸のタイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーと島嶼部のインドネシア、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、フィリピンの二つにわけて回るつもりです。


東南アジア紀行(これも紀行文)

2022-11-10 22:55:31 | タイ
 梅棹忠夫氏著書「実戦・世界言語紀行」(岩波新書)は一風変わった紀行文でした。

  

 著者が学術調査で滞在した国々の言語をいかに習得したかがまとめられています。氏は五大陸すべてに赴き、約40言語を使いこなしていたようです。
 本書の執筆時、氏は視力を失っており、多くの人々の協力によって刊行されました。

東南アジア紀行(タイ鉄道研究の第一人者)

2022-11-07 23:44:38 | タイ
 梅棹忠夫氏著書「東南アジア紀行」には私が知らないタイが多く登場しています。第2次世界大戦終戦直後のことですから、知らなくても当然です。それでも、興味を抱いて調べていた時、柿崎一郎氏著書「王国の鉄路 -タイ鉄道の歴史-」を見つけました。

  

 1880年代から今日までの、タイの鉄道史が細かく書かれていました。タイだけではなく東南アジアの鉄道史にもふれていました。著者はタイの鉄道史研究の第一人者とも形容されているようです。現在は横浜市立大学の教授職をつとめています。

東南アジア紀行(近代国家)

2022-11-01 22:05:36 | タイ
 梅棹忠夫氏は著書の中で、

   日本人一般の東南アジア観からいえば、ベトナムもラオスも、タイもカンボジアも、それほどの差があるとはあまり考えていない。
   いわば、ドングリのせいくらべに思っている人が多い。現地に来てみると、とんんでもない話だ。国によって、国力の程度にひじょうに差がある。
   国力を何で測るかは問題だが、一般的な印象からいえば、この近傍で断然他を圧して強大なのは、タイである。これは、ひじょうに内容の充実した
   近代国家である。
ベトナムは。もし南北が一体になれば、あるいはタイ以上の実力をもつようになるかもしれない。

 と記しています。現在でもこの状況に変化はないと思います。ベトナムは、どうでしょうか。著者の予想は外れていると考えます。

東南アジア紀行(行程)

2022-10-29 22:18:03 | タイ
 大阪市立大学の学術調査隊は、1957年11月から翌年の4月にかけて、タイ、カンボジア、ベトナム、ラオスを訪れました。日本から国産ジープ3台をタイ・バンコクに持ち込みました。そこからは、以下の行程でした。

   バンコク→カンボジア・シエムレアップ(アンコールワット)→バンコク→タイ・チェンマイ→カンボジア→ベトナム(当時は南ベトナム)→ラオス→バンコク

 約1万2千キロを走りました。ラオスは道路整備が進んでおらず、一部空路となりました。
 現在、東南アジアに関する多くの文献が、京都大学から発行されています。「東南アジア紀行」の著者で、学術調査隊の隊長をつとめた梅棹忠夫氏は、京都大学の出身でした。この調査隊が東南アジア研究の起点になったのではと思います。

東南アジア紀行(モゴール族探検記)

2022-10-09 12:53:05 | タイ
 梅棹忠夫氏著書の「モゴール族探検記」(1956年(昭和36年)刊行)は、著者が1955年(昭和30年)京都大学カラコルム・ヒンズークン探検隊人類学班の一員として、アフガニスタン、パキスタン、インドを旅したときの旅行記の一部です。私はこの本の文体に興味があり、購読しました。
 それは、「<新版>日本語の作文技術」の「第五章 漢字とカナの心理」の、

  『梅棹忠夫氏は原則として訓はカナ、音は漢字としているため、カナばかりになるケースがかなりあるが、そういうときはわざと漢語をいれているという。』
 
記述です。たしかに、よみやすさを考えれば、できるかぎりカナ文字を多用すべきではないかと思います。下の文がその典型です。

  『ヒンズークン本隊というのは、大たいは植物学者たちであって、クエッタ以来、もう一仕事してきていた。山崎さんとわたしは、人類学班ということになっ
   ていたが、この方はまだいっさいこれからだった。わたしたちは、カンダハールに着いてからでも、これからどうなることやら、かいもく見当がつかないあ
   りさまだった。いったい何をしに来たかというと、わたしたちはアフガニスタンにのこっているという、モンゴル人の片われをさがしているのだ。』