米アップルの多機能情報端末「iPad(アイパッド)」の日本での販売店網が拡大してます。発売当初、ブランド構築などを優先して販路を絞り込んだとされていたアップルでしたが、足元の売れ行きは鈍化気味で「選別」を緩めたようです。
デジタル製品の販売動向を調査する会社によると、アイパッドの10月の販売台数は発売直後の6月に比べ約半分の水準に落ち込んでいる模様です。ある量販店の仕入担当者は、アップル側から「もう少し販売を増やせないか、と持ちかけられるケースがでてきた」と話しているそうです。
来月にはシャープ社から「GALAPAGOS(ガラパゴス)」が発売されます。アイパッドは普及が進む高機能携帯電話(スマートフォン)との競合もあるとみられ、アップルがアイパッドの販売てこ入れに動き出したとの見方もあるようです。