25 or 6 to 4

東南アジア、台湾などへの海外旅行記などを中心に投稿しています。

私の間違えならば…

2024-04-19 22:22:00 | 雑記

 あるネットの記事です。3段め中央の「団体戦要因として…」の「要因」は「要員」が正しいです。

  

 これは「単に漢字変換の間違い」と言っていいでしょう。それがなぜそのまま投稿されたのでしょうか。
 検証されていないのは確実です。


日本公開版は"R15+"を外しては…

2024-04-10 07:50:54 | 雑記

 第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞などを受賞した「オッペンハイマー」が日本で公開中です。私は公開2日めに、同年代の友人とみました。
 この作品は「歴史の教科書として日本の中高生がみるべき」と感じました。
 ところが、この作品は"R15+"でした。中学生はみることができません。では、高校生になればと思いますが、その頃にはこの作品は忘れられています。
 いまさらですが、日本公開版は"R15+"指定箇所をカットして公開すべきだったのでは。


突然スリープ(直りました)

2024-04-06 22:17:25 | 雑記

 「スリープ→復帰→スリープ→復帰」を繰り返す現象が直りました。
 本日(6日(土))、PCメーカーのサポート窓口に相談しました。その結果、現象は消えました。
 原因は、メーカーから提供されているドライバーのアップデート・プログラムの虫(バグ)でした。
 


突然スリープ

2024-04-01 23:18:18 | 雑記

 先週末、Win PCにインストールしてあるMicrosoft Edgeから、NHKプラスで地上波放送中の番組を視聴していた時、PCが「突然スリープ」してしまいました。
 通常、動画視聴アプリは、スリープを抑止する制御が働いています。それなのにスリープ?さらに、数秒後には「何もしない」で復帰しました。それからは「スリープ→復帰→スリープ→復帰」の繰り返しです。
 ネットを調べたところ、同じような経験をされた方がいましたが、私のように「マウス、キーボードを押下せずに復帰」する事象を経験した方はいませんでした。
 今週末にでも、製造メーカー(HP)に問い合わせしようと考えています。
 なお、この記事は外出用のMacBook Airから投稿しました。


いざ、小田原!(魚の駅)

2024-03-29 22:26:12 | 雑記

 小田原漁港周辺の飲食店は、かなり以前からありました。とくにここ数年は、客足が増えています。それは、近くに「漁港の駅」が出来たからです。

  

  メディアに紹介され、首都圏から足を運んで来る人が、フードコートには行列が出来ていました。

  

  

  
  


いざ、小田原!

2024-03-23 21:57:53 | 雑記

 3月20日春分の日、神奈川県小田原市の小田原漁港まで、友人と魚料理を食べに行きました。小田原漁港の最寄り駅はJR東海道線早川駅になります。JR横浜駅から東海道線普通熱海行きに乗車。早川駅までの乗車時間は約1時間かかりました。電車は休日だけあって混雑していました。それでも、大船駅、平塚駅を過ぎれば、多少は空くのかなと予想しましたが、結局立ったままで早川駅に到着。

  

 早川駅は大正15年(1926年)の開業。駅ホームの屋根は、グリーン車が停車するところだけでした。
  

 駅舎はレトロ感満載。1日の乗車人数は1300人ほどですから、しばらくはこのままでしょう。

  

 駅前にはコンビニなどはなく、自転車、バイクが雑然と並んでいるだけでした。

  


読売新聞「よみうり寸評」2023

2024-03-18 22:09:35 | 雑記

 読売新聞朝刊1面「編集手帳」、夕刊1面「よみうり寸評」読んで感服させられることがあります。それは、どれだけ大きな「情報の倉庫」を持っているのか。そこから、その日の時事と、どう結びつけるのか。

 2023.04.06
 ロック史に残る名曲だろう。プロコル・ハルムの『青い影』は、荘重に響くオルガンの旋律が印象深い◆1967年に発表されて、本拠地の英国で大ヒットを記録し、日本のテレビ
 番組でも紹介された。耳を傾けていたのが、中学時代の松任谷由実さんである。クラシックの彩りを帯びた曲調が、ピアノを習っていた少女を魅了した◆「このバンドに出会っ
 て、自分でも曲をつくりたくなった」。以前そう振り返っているから、プロコル・ハルムなくしてユーミンの歌の数々は生まれなかったのかもしれない◆入学式の季節を迎えて
 いる。期待と不安に揺れながら一歩を踏み出す子供たちには、どんな出会いが待っているのだろう。なかなか友達ができなくても焦る必要はない。ときに一冊の本、一つの歌が
 道標となることもある。若い感性を全開にして、日々を過ごしてほしい◆ユーミンに『花紀行』という歌がある。♪見知らぬ町を ひとり歩いたら 風は空から 花びら散らす
 …散りゆく花も君たちの未来を祝福している。

 2023.04.15
 京セラ創業者の稲盛和夫さんは、通信事業への参入にあたって、国鉄総裁や建設大臣を訪ねた◆そこで、新幹線や高速道路沿いに光ファイバーを引かせてほしいと頼み込んだが
 、対応はけんもほろろ。「国の資産なので貸せない」と一蹴(いっしゅう)された。「国と言うな。国民の資産だろう」。しばらく怒りが収まらなかったそうだ◆鉄道、空港、電力
 …生活や経済活動に欠かせないインフラは国民共有の財産であり政治家や官僚の私物ではない――。稲盛さんはこう言いたかったのではないか。それから約40年。「官から民へ」
 の流れは加速し「官尊民卑」の振る舞いはなりをひそめた。そう思っていたが、どこ吹く風の 御仁 がまだいたようだ◆国土交通省の元次官が羽田空港の施設を運営する民間企業
 の人事に介入した問題である。「国の空港なので貸した社長職を返せ」と言ってはいまいが、省出身の副社長の社長昇格を求めたらしい◆現社長は日本航空出身。稲盛さんと共に
 再建に携わった生え抜きの一人と聞けば因縁めいてくる。                                                
                                                                                        
  2023.07.18
 半世紀余り前、ローマ教皇を激怒させた歌がある。フランスの『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』というポップスである◆女優で歌手のジェーン・バーキンさんが最愛の人
 とデュエットしたその歌は、愛の囁(ささや)きと吐息が妖しく艶(なま)めかしい。非難と賛美が渦巻き、相手の音楽家セルジュ・ゲンズブールさんともども、スキャンダルに彩ら
 れたカップルとして世界に知られた◆印象が変わったのは1991年にゲンズブールさんを亡くしてからだろうか。慈善活動に参加して戦火のサラエボを訪れ、喪失を乗り越えて生
 きる意味をみつけたらしい◆紛争地の人道支援に心を砕き、苦境にあるアウン・サン・スー・チーさんを支える歌も作った。東日本大震災の直後に来日して敢行した復興支援コ
 ンサートを世界各地で開いたのも忘れがたい。飾り気ないファッションでもファンを魅了したバーキンさんが76歳で旅立った◆♪そうよ、炎のようなわたしたちに残るのは灰だ
 け…代表曲の一つ『コワ』の歌声が、胸に残って消えない。

 2023.12.11
 事件は1968年12月10日に起きている。東京都府中市で銀行の現金輸送車が白バイ警官を装った男に呼び止められ、3億円が奪われた◆当時の感覚では現実離れしていた被害額か
 ら捜査の進展に空前の関心が寄せられた。小学2年生だった当欄の筆者にも、特徴が報じられた逃走車両を目で探しながら通学した記憶がある◆10年で1015億円――事件からち
 ょうど55年のきのう(日本時間)、米大リーグの大谷翔平選手がスポーツ史上最高額の契約でドジャースに移籍するとの速報が列島を駆け巡った◆日付の一致は単なる偶然だが、
 往時の喧噪(けんそう)を僅(わず)かながらも知る身としては、3億円の約340倍もの契約額に言葉を失う。物価からみた貨幣価値に4倍ほどの差があるにしても、である◆事件当時
 の少年誌の連載漫画『巨人の星』では主人公の魔球を大リーグボールと命名していた。時間を遡り、二刀流成功と本塁打王獲得、そして今回の契約のことを原作者の梶原一騎さ
 んに告げてみたい。たぶん信じてくれないだろう。  


 


読売新聞「編集手帳」2023

2024-03-16 22:39:40 | 雑記

読売新聞朝刊1面コラム「編集手帳」から、気になったものを載せました。

2023.02.09
トルコはカフェ発祥の国として知られる。人々はコーヒーをたしなみ、客が来ればこれを振る舞ってもてなす◆<1杯のコーヒーが40年の思い出をつくる>という言葉もある。こ           とわざ事典に<40年とは長い年月の意。ちょっとした親切も忘れられないもの>とある。おもてなしが習俗になり、金持ちでなくても客用の寝室を備える家が見られるそうだ◆集合住宅などが倒壊し、がれきに埋もれた街で親切を旨とする人たちが助けを求めている。トルコ南部で大地震が起きた。日本を含めて約70か国が救援隊を送ったという◆「国を持たない最大の民」クルド人が多く住む南東部の街をはじめ、シリアでも大きな被害が出ている。こんなときは政治も民族も宗教もない。神ならぬ身で最も尊いのは助け合いの心に違いない。避難所の設置が追いつかず、気温が氷点下になる夜間、屋外で支援物資を待つ住民も多数に上るとみられている◆人が埋もれるがれきに雪が降りかかる映像を見た。恐ろしい記憶をよみがえらせた方は多かろう。思えば阪神と東日本、二つの大震災も、身も心も凍る寒さの中での救助活動だった。

2023.04.02
現代短歌の旗手といわれる山田航さんに、ナゾかけのような作品がある。<僕らには未だ見えざる五つ目の季節が窓の向うに揺れる>◆春夏秋冬のほかにどんな季節があるのか。歌人の穂村弘さんが自著に引いている。<「五つ目の季節」を見たことはない。でも、感じるのだ。いつか必ず、僕らのもとにやってくるだろう。それは未来という名の季節…>(『短歌のガチャポン』小学館)◆窓の向こうに目をやり、季節の風や植物が目に入らなかったことが確か筆者にもある。代わりに見えるのは、不安なり期待なりがおぼろげに重なり合う未来の自分だろう◆週が明ければ、新社会人が一歩を踏み出す。1990年代半ば以降に生まれたZ世代である。幼い頃からスマホを操り、社会の様々な課題への関心が高いとされる。ある民間会社の調査によれば、「ストレス耐性がある」と答えたZ世代は7割を超えたというから、頼もしい面もある◆若い人に世代論は食傷気味と思いつつ、つい書いてしまった。コロナ禍で当たり前の学生生活を送れなかった若者たちでもある。「五つ目の季節」へ、好調な滑り出しを。  

2023.04.03
高峰秀子の流儀』(ちくま文庫)は、映画「二十四の瞳」「浮雲」などで知られる大女優の生き方を養女の斎藤明美さんが描いた作品だ◆巻末にある解説文の題名が目を引く。<国語、算数、高峰秀子>。文章を寄せた経営学者の楠木建さんは、その生活哲学を「国民的な教養としての価値がある」と評し、「僕が大臣なら、義務教育に『高峰秀子』という学科を新設する」と推している◆文中で強調しているのは、高峰さんが映画人生の根底に「信用」を据え、一時的な「人気」と 峻別(しゅんべつ)していたというエピソードだ。楠木さんは「普通の女優は人気を求める。しかし、本当にものを言うのは、長い時間をかけて積み重ねた信用のほうだ」と論じる◆「民主主義の学校」と言われる地方自治の代表を目指す人たちにとっても大切な心構えだろう。統一地方選の前半戦は9日の投票日まで1週間を切った◆高峰さんは「観客が『アイツが出る映画なら大丈夫だ』という気持ちになってくれる。それが一つの信用でしょ」と斎藤さんに語ったという。候補者を「大丈夫だ」と思えるか、その訴えをしっかりと見極めたい。                                               
                                           
2023.05.04
永谷園の創業者・永谷嘉男は1979年、一人の男性社員を呼び、こう告げた。「出社は自由。経費は使い放題。報告書も不要だ」。任務は新商品のアイデアを考えること。永谷が発案した「ぶらぶら社員」である◆名刺に書いたかどうかは存じないが、正式な肩書だという。先月、64歳のベテランが44年ぶりに2代目ぶらぶら社員に任命された。自由な働き方を与えられ、うらやましく思う会社員は多いことだろう◆このごろは、人間のように受け答えする最先端の人工知能(AI)が、働き方を大きく変えると目されている。面倒な文書作りや経理にAIを活用すれば、たちまち効率がアップするのだとか◆その分、職場にゆとりが生じるなら歓迎すべきなのだろう。とはいえAIに頼りきりで、生身の人間が不要になる未来が待っているとしたら不安になる◆初代が残した最大の業績はロングセラーとなった「麻婆(まーぼー)春雨」とされる。偶然入った中華料理店でスープを飲んだ瞬間にひらめいたそうだ。春雨に麻婆味をつける創造力は、AIにまねできるものかどうか。2代目はぶらぶらして何を見つけるのだろう。

2023.06.17
1954年(昭和29年)はたいへんな年だった。3月、太平洋・ビキニ環礁の米国の水爆実験によって、マグロ漁船の第五福竜丸が「死の灰」を浴びた◆9月には青函連絡船洞爺丸が台風15号の荒天のなかで転覆し、1155人の死者・行方不明を出した。その年のプロ野球の日本シリーズは、中日ドラゴンズが西鉄を破り、優勝している◆エースは元祖フォークボールの杉下茂さん。「蝶(ちょう)のように不規則に揺れ、打者の前でストンと落ちるのが本物です」。当時テレビはほぼ普及していない。新聞やラジオで知る魔球は沈みがちな世相にどう響き渡ったか◆杉下さんが97歳で亡くなった。そして昨日はもう一人、大投手の訃報(ふほう)が伝わった。元広島カープの北別府学さんが白血病との闘病のすえ、65歳の若さで世を去った。抜群の制球力は「精密機械」と称された。もちろん全盛時はテレビが普及していた。捕手の構えるミットに次々吸い込まれる投球を思い出すファンは多いことだろう◆最近の野球中継は捕手の近くにマイクを据える。昨夜はあるナイターの試合を眺めつつ、パシンという白球の音に耳を澄ました。

2023.09.29
ジェトロ(日本貿易振興機構)の調査は細かい。海外のカップ麺の値段までわかる◆最新のデータによれば、「日清カップヌードル」が米ロサンゼルスで3.69ドルで売られ、「どん兵衛 特盛」という商品はニューヨークの小売りで5.99ドルの価格になるという。今週は円安が進み、ひととき1ドル150円に迫るほどになった。即席うどんが円換算で、1000円に近づいたわけである◆最近、商社に勤める方から海外に輸出されるカップ麺の“功績”を伝え聞いた。欧米からの観光客にラーメン店が人気なのは、まず即席麺で味を知り、「日本に行って本物を」という流れらしい◆日本のラーメン店には、「1000円の壁」があると言われる。それを超えてしまえば「客が寄りつかない」との考えから、必死に3桁の値を守る店が多い。さらに円安による小麦高騰などが追い打ちをかけ、材料費のコストが経営を苦しめている。民間の信用調査機関によると、この数か月でラーメン店の廃業・倒産が目立ってきたという◆為替相場に節度というものがあるのかどうか。手間ひまかけて作る本物の味には不条理だろう。

2023.10.04
♪砂まじりの茅ヶ崎 人も波も消えて…『勝手にシンドバッド』の歌い出しである。海岸の景色がぱっと頭に浮かぶ。川端康成「雪国」の「トンネルを抜けると…」に比べる人もいる◆桑田佳祐さんは歌の締めの部分、「胸さわぎの腰つき」について著書などで明かしている。スタッフから意味がわからないと言われ、「胸さわぎ残しつつ」または「胸さわぎのアカツキ」に変えろと提案された。これに逆らい、現在にいたっている◆桑田さんの曲は若者にも懐メロではない。世代を超え約7万人が4日間の茅ヶ崎ライブに訪れた。むろん、♪胸さわぎの…と合唱する場面もあったという◆サザンオールスターズはデビュー45周年になる。桑田さんが歌に織り込んだ湘南の風景としては、江の島や烏帽子(えぼし)岩が知られている。『夏をあきらめて』は叙景詩だ。♪波音が響けば雨雲が近づく…とはじまり、♪江の島が遠くにボンヤリ寝てる…と歌った。さみしい心のうちが海の景色とともに描かれている◆サザンが50周年を迎えれば、そのとき桑田さんは72歳。ステージで歌う「腰つき」が、いつまでも健在であることを。    

2023.10.13
小学校からの帰り道、頭のなかで詰将棋を解いていてドブに落ちた。風呂場のタイルを盤に見立てて対局を想像しているうち、湯船でのぼせたこともある◆将棋のことばかり考えていた子供は21歳になり、前人未到の快挙にたどりついた。王座戦に挑み、八大タイトルのすべてを獲得した藤井聡太さんである。 戴冠(たいかん)を決めた第4局は、長く語り継がれる名勝負になるだろう◆藤井さんは一度、負けを覚悟した。だが永瀬拓矢九段(31)は123手目、痛恨のミスをした。1分将棋となった最終盤の時の刻みが何かを狂わせ、大逆転を許した◆両棋士は普段から仲のよい研究仲間だという。永瀬さんの父は川崎市でラーメン店を営む。他の店に習おうと自分より若い料理人のもとで修業する姿を見た永瀬少年は、「努力のしかた」を父の背中に学んだ。藤井さんが14歳でプロ入りすると、「一緒に練習しませんか」と自ら声をかけ、ともに成長してきた◆八冠棋士にライバルなしとみるのは早計だろう。元の戴冠者が黙っているわけはなく、現に敗北寸前まで追い詰めた努力の才人もいる。将棋界はますます面白くなりそうだ。  

2023.10.22
近頃、学校の創立記念にまつわる記事をよく目にする。川崎市の小学生が150周年を祝って風船を空に飛ばしたところ、設立年が同じ栃木と埼玉の小学校の校庭などに舞い降りたという◆明治政府は1872年、国民に分け隔てなく教育を与える「学制」を公布し、以後、学校が次々生まれた。同時期の創立が多いとはいえ、歴史が結びつけたご縁だろう。三つの小学校の児童はオンラインで交流を始めた◆過去にいざなう一世紀と半分の催しもある。母校が長い歴史を歩んだと聞いて卒業生が集まり、友だちと埋めたタイムカプセルを掘り起こす記事も少なくない◆大阪の和泉市の小学校では、自分にあてて「看護婦(師)になる」と書いた手紙が掘り出された。30年後の今、夢をかなえた女性は「当時の純粋な気持ちを思い出した」と顔をほころばせた。長崎の島原市では古酒が見つかった。小学校の校庭に50年ほど前、カプセルと一緒に焼酎の瓶を埋めたお父さんがいて、息子さんが味わうという。父は、もうこの世にない◆<何年になるかとぽつり秋の暮>(宮川魚板)。紅葉 (もみじ)や銀杏(いちょう)以外にも色づく校庭がある。    

2023.10.27
ドラマの脚本は俳優などの都合で日の目を見ないことがあるらしい。山田太一さんほどの脚本家でも、休眠を余儀なくされた物語がある◆名作「男たちの旅路」や「ふぞろいの林檎(りんご)たち」の未発表シナリオが見つかった。山田さんは89歳。脳出血の後遺症の治療中という。ドラマ史を研究する文筆家の頭木弘樹さんが山田家の書庫で見つけ、出版に至った◆林檎たちの幻の続編は、大学生だった登場人物たちの40代を描く。主人公の「仲手川良雄」役、中井貴一さんは今62歳になる。新刊に収められた脚本を読むうち、若返った中井さんの姿が浮かんできた◆不器用で誠実だけが取りえの良雄にこんなセリフがあった。電車の中で死んだ母の幻を見て内心で語る。<お母ちゃんは時々、こんなふうに俺を見ている。それも俺が、あんまり、お母ちゃんに見られたくないことをする時にね>。中年になっても、ふんぎりのつかない人生を歩んでいた。ヒロイズムの反対側をいく太一作品の真骨頂だろう◆ドラマを見たかのような不思議な読後感にひたった。読書月間がはじまった。いい本の放つ魅力も、いろいろである。  

2023.12.16
太宰治と檀一雄の交遊に若気の至りがある。熱海の宿で代金が払えなくなり、太宰が東京に金を借りに帰り、檀が人質として残った◆ところが、何日たっても戻らない。檀が太宰を見つけたとき、井伏鱒二の家でのんきに将棋をさしていた。「何だ、君、あんまりじゃないか」。どなる檀にこう返した。「待つ身が辛(つら)いかね、待たせる身が辛いかね」◆戻らないメロスである。この3年半後、太宰は「走れメロス」を上梓(じょうし)する。執筆の合間によく訪れていた鉄橋(東京都三鷹市)が、老朽化から撤去されることになった。きのう渡り納めのイベントが行われた◆メロスの執筆中に、太宰は檀の怒り顔を浮かべたのだろうか。鉄橋の下には電車が行き交っている。晴れの日には富士山を眺めた。お気に入りのマントを着て欄干にもたれかかる写真は、太宰論の本によく使われている。どこがいいのか。そう考えさせるだけで、文庫本を手に取らせる作家の“史跡”が消える◆鉄橋の名称は「三鷹 跨線(こせん)人道橋」という。人は何をまたいで道を歩くのか。むかしのお堅い行政用語にしても、つい文学と関連づけてしまう。      

2023.12.28
イカとタコは昔から紛らわしい関係にあったらしい。正月の空に泳ぐ玩具を近畿では「イカ」と呼んでいたとか◆在野の言語研究者、牧村史陽さんの『大阪ことば事典』(講談社学術文庫)から引く。【イカ】いかのぼりの略、たこ(凧)。江戸時代の方言の字引「物類称呼」に出ているという。<畿内にて、いかといふ。関東にて、たこといふ>。さて当世、タコがイカになった街の話題を本紙オンラインで読んだ◆阪神間の下町で老夫婦が営むたこ焼き店に自筆の貼り紙が出た。<物価高につきイカを入れています。たこ焼ではなくイカ焼になっています。よろしく>◆記事に紹介された「店のおばちゃん」の話は少しも紛らわしくない。小麦粉、油、卵、そしてタコ…仕入れ値の高騰に値上げを考えたが、思いとどまった。「長年、同じ値段でつづけてきた意地」からだという。そこで割安のイカを使うことにした◆おばちゃんいわく「うちはちゃんと表の紙に記載しているから…。タコとイカの差額がきょうの晩ご飯のおかずになる。使いみちもはっきりしている」。イカサマのない“報告”がすがすがしい。                                               
                                        
                                         
                                        
                                          
                                        
                                           


                                               
                                            
                                           


同じことの繰り返し

2024-03-03 15:10:22 | 雑記

 何度、同じことを繰り返すのでしょうか。
 最初は都道府県の公安委員会のシステム障害です。
 

 
 私は神奈川県在住で令和4年に免許センターで更新しました。その際、システムが刷新されてることを知りました。
 おそらく、今年が初めてのうるう年だったのでしょう。
 たとえそうであっても、コンピューター・システムで「うるう年」の必須テスト事項です。
 「同一社製の機器」の問題ではありません。問題は公安委員会が「機器製造会社にテストの指示と実施、そして公安委員会の評価」をしなかったことです。
 機器製造会社は国産宇宙ロケットのプロジェクトの参画しています。そこでは、厳しいテストを繰り返しているはずです。それなのに、なぜ「手抜き」したのでしょうか。

 次は法務省です。アクセスが集中してサーバーが停止したようです。これも、テスト漏れです。開発担当は「負荷をかけるテストができなかった」と言うでしょう。
 全国の市区町村の手を借りて、テストを実施しなければなりません。その手間をたんに省いただけのことです。人為ミスと言えます。

   

 


はまってます。(続き)

2024-02-28 22:19:52 | 雑記

 2月10日(土)投稿の続きです。「蒙古タンメン 中本」には、辛さが5から10まであります。1月24日(水)、はじめての訪問で「蒙古タンメン 辛さ5」を食べました。その後、段階を踏んで、2月21日(水)に「北極ラーメン 辛さ9」を食べました。そして、今日28日(水)辛さ10の「北極ラーメン 炎」に挑戦し、完食しました。

  

  

 これによって、この店に足を運ぶ機会がなくなりました。


シリーズではないのですが...

2024-02-19 21:08:16 | 雑記

 NHKBSの新シリーズ「玉木宏が行く 遥かなる南米鉄道の旅」(全3話)がはじまりました。初回は先週17日(土)でした。
ここ2~3年、NHKBSでは第一線で活躍されている俳優さんを旅人とした紀行番組が放送されています。
私が視聴したのは、
  堤真一さんの「地球大紀行~南米チリ アタカマ砂漠~」(第7弾)「堤真一 X マルケサス諸島〜人間の“大地”ヘヌアエナナ〜」(6)
  滝藤健一さんの「滝藤健一が行く!南アフリカ珍奇植物紀行」(全4話)
  綾瀬はるかさんの「ハルカカナタ フランス マダムの幸せレシピ」「ハルカカナタ 幸せはこぶアロハの風」

などです。
これらの中で、私が「なるほど!」と思ったのは滝藤健一さんでした。ご本人が珍奇植物の愛好家で、ご自宅のベランダは珍奇植物一色でした。
さて、玉木宏さんと南米の繋がりは何でしょうか。その答えは24日(土)の放送で判明します。 


はまってます。

2024-02-10 20:52:24 | 雑記

 JR横浜駅周辺には、家系ラーメンの総本山?吉村屋、全国チェーンの一風堂、一蘭など多くのラーメン店があります。そこに、数年前に進出したのが「蒙古タンメン 中本」です。関東圏ではそれなりに知られた店なので、平日のランチ・タイム、土日には行列ができています。

  

 先月終わり、ランチ・タイム時にたまたま前を通りかかった時、行列ができていなかったので勇気をもって入りました。
 辛さは5~10まであります(何を基準にしているのかは知りません)。今回、はじめてでしたので、辛さ5の「味噌タンメン」にしました。

  

 はじめて食べた感想は「癖になる味」。特段、辛さが強いわけではありません。あくまで個人感です。
 隣で食べていた人は、三分の一ほど残して帰りました。
 今は辛さ8まで到達しました。今月中に、辛さ9まで到達しようと思っています。
 なお、セブン・イレブンからカップ麺が発売されています。かなりの辛さがありました。

  

  

  

  


3連覇?

2024-02-03 22:44:28 | 雑記

 NHK大河ドラマ「光る君へ」を1~4話までを一挙にみました。昨年は「どうする家康」、一昨年は「鎌倉殿の13人」は全話みました。これで2連覇。今年の「光る君へ」は、今一つ興味がわかずに、1話からみていませんでした。が友人から「今までの大河ドラマの展開と違うのでみては?」と提案されました。
 確かにラブ・サスペンス風の展開で、今後もみたいと思わせる作品でした。最後までみ続ければ「3連覇」になります。


発注元の責任

2024-01-13 21:52:08 | 雑記

 富士通の英国子会社が、英国ポスト・オフィスに納入した会計システムの不具合が問題となっています。

  

 一般的に「バグ(虫)」と呼ばれているものです。「バグ」は大きく分けて2種類あります。
 一つは「プログラム・バグ」です。「A=B+C」と書くべきところを「A=B+D」と書いてしまったのです。検算をすればすぐ判明します。
 もう一つは「システム・バグ」です。「システム」とは、会社業務の流れのことです。この手順を間違えてしまうと、全く異なる結果となります。
 新聞記事に書かれていることは、この「システム・バグ」になります。
 システムの製造元(ここでは富士通)は、発注元(ここではポスト・オフィス)からの仕様で、システムを作成します。
 発注元は、製造元から納入されたシステムを検証後、問題がなければ導入します。
 したがって、富士通に責任はありません。あくまで、発注元の検証が甘かったことが原因です。
 同じことが、昨年日本でも発生しました。それは「マイナンバーカード」の不具合です。新聞記事によると、多くが運用ミスでした。
 責任はデジタル庁と自治体にあります。


小言(ベビーカーに一言)

2024-01-10 21:40:19 | 雑記

 コロナ禍前から電車内のベビーカーが目立ちはじめました。そえに伴って一般客とのトラブルが増えました。
 鉄道各社はベビーカー専用エリアなどを設けるなどの対応しました。若干の不満はまだあるのですが、効果が出ているようです。
 それより、もっと心配なことがあります。それは、夜遅くにベビーカーを引いている人の姿を見ることがあります。
 それなりの事情があってのことでしょうが、本来は寝ている時間帯です。小さ子の仕事は「寝ること!」です。おのずと、睡眠時間の不足へとつながるのではないでしょうか。
 それを裏付ける新聞記事がありました。

  

 私も大谷選手以上に睡眠には神経を使ってます。特に就寝前の時間です。夕食後、2~3時間は頭も体も動かさないことが肝要と思います。