マル鉄・鉄道写真館

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都電7000形:非冷房・ヒューゲル時代

2017-06-13 00:32:00 | 公営鉄道(地下鉄・路面など)
都電7000形:非冷房・ヒューゲル時代


都電荒川線の7022が平成29年6月10日の運用をもって最終となり、これをもって7000形が全面撤退となりました。

過去ログで最近の写真はすべてアップいたしましたが、非冷房時代の写真のフィルムスキャンが終わっておらず、保留となっていました。
いつになってしまうか分からないので、写真からのスキャンでまとめにしたいと思います。



7014


7029

撮影年月日の記録がなく、時期が不明なのですが、昭和63年以降~平成2年くらいの間ではないかと推測します。

通勤車が非冷房なのは当たり前の昭和時代ですが、昭和50年くらいからは通勤車にも冷房車が導入され始めると、都心から徐々に地方へと拡がっていきました。
この時点でも既に7500形が車体更新を終え、爽やかなスタイルで走っていました。しかし、7000形は御覧のとおり非冷房のままでした。



7012 王子電停にて

昭和53年3月、オールワンマン化のために6000形がすべて廃車となり、代わって7000形が車体更新を終えて運用に入るようになりました。この時点では旧車体非冷房のままワンマン改造された7500形が主力となっていた記憶がありますが、それまでの路面電車にはないスタイルとなった7000形は非常にインパクトがありました。

その後、時代の波で7000形も冷房化改造が行われ、離線による機器故障を防止するためにパンタグラフに姿を変えました。路面電車らしいスタイルのヒューゲルも、この7000形のスタイルとともに時代を終えました。


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