マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

北総鉄道:7260形(7261F)

2015-03-06 02:11:00 | 私鉄(中小)
北総鉄道:7260形(7261F)


北総鉄道において、京成電鉄からのリースで使用していた元3300形の7261Fですが、京成電鉄の3300形と時を同じくして引退することが、北総鉄道から発表されました。

7261Fは、元京成電鉄の3300形4連を2組連結した8連固定運用を行っており、京成3300形が都営浅草線、京浜急行電鉄への乗り入れから撤退して久しいですが、その後唯一3線を通過する3300形となっていました。さらに、東日本で地下鉄へ乗り入れる車両としては最古参の車両としても注目されていました。

あまり京成、京急を利用することがなく、1編成しかないために出会う機会は少なかったですが、運良く2回のみですが写真に収めることが出来ました。



平成23年8月1日 京浜急行電鉄 立会川駅にて

現場回りの仕事の際、下車した立会川駅で偶然にも反対ホームに停車していました。乗って来た電車がカブっていたので前頭は撮ることが出来ませんでしたが、後部のみ何とか撮影できました。





平成25年10月12日 品川~北品川間にて

現場回りの移動の際、品川までのところ北品川で下車し、八ツ山橋へ寄ることができました。
ここでも運良く、7261Fを撮ることが出来ました。しかも有名撮影地で天気も良く、本当にラッキーでした。

その後、人事異動で現場に行くことが無くなってしまい、会う機会もなくなりました。

7261Fは、平成27年3月22日のさよなら運転をもって引退となります。
車両としても46年間に及ぶ活躍でした。

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寝台特急「北斗星」:モノクラス編成

2015-03-02 00:42:00 | 国鉄・JR特急列車
寝台特急「北斗星」:モノクラス編成


上野~札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」。
昭和63年3月の青函トンネル開業と同時に走り出した「北斗星」は、運転開始当初、3往復の設定でありながら、3・4号は不定期列車となっていました。これは、車両の改造が追い付かなかったことが主たる要因のようでした。
車両の改造は、ドアと内装のみの軽度のものから、ロイヤルなど個室寝台設備を伴う大改造まで様々であり、先行して工事が終わった車両は青函トンネル開業前まで走っていた寝台特急「ゆうづる」にも使用され、晩年はシングルデラックス車を連結していたこともあります。

「北斗星」は運転開始当初から連日盛況のプラチナチケットとなっており、「北斗星3・4号」も不定期と言いながら殆ど運転されていました。しかし、車両改造が追い付いていなったため、ロイヤル・シングルデラックスはおろか、食堂車も連結されていない状況であったようです。
「ようです」というのは、当時そんなことを気にしていなかったため、自分で撮った写真にそんな編成の列車が写っていたことすら知らなかったのです。
モノクラスと言えば、追加設定されたオールモノクラスの「エルム」という印象が強かったことは、同年代の方ならご理解いただけると思います。



昭和63年6月24日 室蘭本線 有珠~長和間にて 「北斗星3号」

先日ご紹介いたしました写真からアップで切り抜いてみました。スキャンが小さめだったので画像が荒いですが、編成を良く見ると電源車+客車8両しか無く、食堂車、ロイヤル、個室寝台が連結されている様子が見られません。まるで臨時列車のようですが、将来に備えてか、DD51は重連運用を組んでいます。



昭和63年11月14日 栗橋~東鷲宮間にて EF8194牽引 「北斗星4号」

ローズピンク時代のEF8194が牽引する「北斗星4号」です。
こちらは通路側なので個室の有無は判りませんが、あるべき位置に食堂車が連結されていないのは明らかです。

翌平成元年3月、1年後には追加の改造が完了したようで、晴れて定期列車となった「北斗星3・4号」は、他の「北斗星」と同様にロイヤル・シングルデラックス・食堂車などを携え、「北斗星」の最盛期の輸送を担うこととなりました。

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