上野駅発 急行列車の列車番号
昨日のことですが、お友達のしなのさかいさんと東北急行の列車番号が話題となりました。
このブログでは写真がメインですので、あまり列車番号に触れたことが無いのですが、写真から列車名を特定する際、特に電車列車や気動車列車(特急形を除く)では列車番号が掲げられていることから、重要なヒントになることが多々あります。
地元でむかし何気に撮っていた列車名を特定するのに非常に役に立ったことから、上野発の列車番号について簡単にまとめておきたいと思います。
ちなみに、特急列車では1~2ケタや方面別に4ケタとするケースがあり、急行列車では3ケタまたは4ケタが一般的。普通列車は3ケタが多く、列車の本数が多い路線や、途中止まりだと4ケタだったりするケースがあるようです。
これに、電車列車にはM、気動車列車にはDが付記され、客車列車の場合は数字のみとなります。
では、上野駅発の急行列車について読み解いてみましょう。
1~2ケタは列車名ごとに表記されますので、3ケタ目を見てみましょう。
ボリューム抑止のため、下り列車での表現といたします。常磐線は別方面として今回は除きます。
※交通公社時刻表1975年7月号より抜粋。
×1×× 東北本線 「いわて」1×× 「まつしま」「あづま」11××
「いいで」「八甲田」「新星」など
×2×× 磐越西線方面 「ばんだい」※別記
×3×× 信越本線 「信州」3×× 「妙高」×3××
×4×× 奥羽本線方面 「ざおう」「おが」「津軽」「出羽」など
×5×× 東北本線~日光線・両毛線方面 「なすの」「日光」「わたらせ」
×6×× 上信越~北陸方面 「軽井沢」「よねやま」「越前」「能登」
×7×× 上越線方面 「佐渡」
×8×× 上越・羽越方面 「天の川」「鳥海」 ※「尾瀬」下りのみ
×9×× 高崎線~両毛線・吾妻線方面 「ゆけむり」「草津」「あかぎ」など
※「尾瀬」上りのみ
概ねこのような感じで、季節列車は6000番台、臨時列車は8~9000番台が4桁目に付された列車番号になります。
ただし、時刻表を見ると例外が少なからず存在しているようです。臨時列車はメインのスジの番号が優先され、日によって方向が違うケース(臨時「ざおう」→臨時「まつしま」では400番台を付番)が見られました。
そして、非常に厄介なのが急行「ばんだい」です。
下り列車ですと、「ばんだい」の1号は郡山から4101M、2号は7201M、3号は4103M、4号は4209M、5号は7211M、6号は4215Mとなっていました。
なぜか1号と3号が100番台になっています。実はこの2つの列車には共通点があって、併結相手が「まつしま」ではなく「いわて」であるということです。ただし、なぜこのケースだけ100番台を名乗っているのか?というところまでは判りませんでした。
ちなみに、この時代の「いわて」は3往復が設定されており、上りの「いわて」はすべて単独で、「ばんだい」とは併結がなかったようです。そのためか、上り「ばんだい」はすべて200番台の番号が設定されていました。
最近のNゲージでは、列車番号の表示ができるものが出現しているようで。
表示の設定に参考になればと思います。
まあ、時刻表を見れば分かるんですけどね。
にほんブログ村
昨日のことですが、お友達のしなのさかいさんと東北急行の列車番号が話題となりました。
このブログでは写真がメインですので、あまり列車番号に触れたことが無いのですが、写真から列車名を特定する際、特に電車列車や気動車列車(特急形を除く)では列車番号が掲げられていることから、重要なヒントになることが多々あります。
地元でむかし何気に撮っていた列車名を特定するのに非常に役に立ったことから、上野発の列車番号について簡単にまとめておきたいと思います。
ちなみに、特急列車では1~2ケタや方面別に4ケタとするケースがあり、急行列車では3ケタまたは4ケタが一般的。普通列車は3ケタが多く、列車の本数が多い路線や、途中止まりだと4ケタだったりするケースがあるようです。
これに、電車列車にはM、気動車列車にはDが付記され、客車列車の場合は数字のみとなります。
では、上野駅発の急行列車について読み解いてみましょう。
1~2ケタは列車名ごとに表記されますので、3ケタ目を見てみましょう。
ボリューム抑止のため、下り列車での表現といたします。常磐線は別方面として今回は除きます。
※交通公社時刻表1975年7月号より抜粋。
×1×× 東北本線 「いわて」1×× 「まつしま」「あづま」11××
「いいで」「八甲田」「新星」など
×2×× 磐越西線方面 「ばんだい」※別記
×3×× 信越本線 「信州」3×× 「妙高」×3××
×4×× 奥羽本線方面 「ざおう」「おが」「津軽」「出羽」など
×5×× 東北本線~日光線・両毛線方面 「なすの」「日光」「わたらせ」
×6×× 上信越~北陸方面 「軽井沢」「よねやま」「越前」「能登」
×7×× 上越線方面 「佐渡」
×8×× 上越・羽越方面 「天の川」「鳥海」 ※「尾瀬」下りのみ
×9×× 高崎線~両毛線・吾妻線方面 「ゆけむり」「草津」「あかぎ」など
※「尾瀬」上りのみ
概ねこのような感じで、季節列車は6000番台、臨時列車は8~9000番台が4桁目に付された列車番号になります。
ただし、時刻表を見ると例外が少なからず存在しているようです。臨時列車はメインのスジの番号が優先され、日によって方向が違うケース(臨時「ざおう」→臨時「まつしま」では400番台を付番)が見られました。
そして、非常に厄介なのが急行「ばんだい」です。
下り列車ですと、「ばんだい」の1号は郡山から4101M、2号は7201M、3号は4103M、4号は4209M、5号は7211M、6号は4215Mとなっていました。
なぜか1号と3号が100番台になっています。実はこの2つの列車には共通点があって、併結相手が「まつしま」ではなく「いわて」であるということです。ただし、なぜこのケースだけ100番台を名乗っているのか?というところまでは判りませんでした。
ちなみに、この時代の「いわて」は3往復が設定されており、上りの「いわて」はすべて単独で、「ばんだい」とは併結がなかったようです。そのためか、上り「ばんだい」はすべて200番台の番号が設定されていました。
最近のNゲージでは、列車番号の表示ができるものが出現しているようで。
表示の設定に参考になればと思います。
まあ、時刻表を見れば分かるんですけどね。
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「もりおか」➡️「しもきた」や「よねやま」➡️「しらゆき」。
徐々に変化する車窓を眺めながら、ひたすら乗る旅は今から考えると最高の贅沢ですね。
急行全盛期を思い出すレポートありがとうございます。
昔は北や東の端から南や西の端まで、急行列車だけを乗り継いで行けた時代がありましたね。
ここでは触れていませんが、何故このような経路の急行が?というようなミステリアスな急行列車が沢山ありました。
ワイド周遊券などでかなり色々な急行列車に乗りましたが、時刻表から察するに1割も乗っていないかもしれませんね。今では想像を絶する、そのくらい多くの急行列車がありました。