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東武鉄道 30000系:伊勢崎線・日光線

2020-06-18 23:20:00 | 私鉄(大手)
東武鉄道 30000系:伊勢崎線・日光線


東武鉄道ネタが続きます。

現場回りや1800系の撮影などで、ある期間東武鉄道に接する機会がありました。
基本的には銀色を撮る気はないのですが、この時代、そんなことを言っていると全ての記録を失ってしまうことになります。
今ではどんな時でもカメラを持ち歩き、できるだけ記録するようにしています。これもデジカメ時代のお蔭です。


東武鉄道の30000系。
半蔵門線への乗り入れ用として平成8年から150両製造された、東武でも新しい方の部類に属しますが、その存在が何故か地味で中途半端な気がします。
半蔵門線は10両編成ですが、東武伊勢崎線では工場の関係で6両+4両で製造されており、運用では10両固定となります。これがどうも増備されなかった原因のようです。(その後、50050系では10両貫通編成が実現。)

使い勝手の悪かった30000系は、50050系の登場により3年強の使用で地上線専用となり、伊勢崎線や日光線で運用され、さらに改造を受けて次々と東上線に転属。運転台使用停止により10両編成化され活躍しています。
現在は20両が伊勢崎線系統で使用されているのみになってしまったということです。



平成24年5月5日 栗橋~新古河間にて
30000系 31607編成 区間急行

前記事と同様、現在はワンマン化されてしまった区間。
もちろん30000系の運用は撤退となってしまいましたが、当該編成も既に東上線へ転属となっています。



平成24年8月1日 新越谷駅にて
30000系 31614編成 区間急行 北千住行き

外回りの際、乗り継ぎ時に撮影した30000系。
特に意識していませんでしたが、良く見ると行先が北千住でした。



平成29年3月12日  杉戸高野台~東武動物公園間にて
30000系 31606編成 急行 中央林間行き

最後に撮影した30000系は、半蔵門線乗り入れの10両編成でした。
2020年現在、半蔵門線直通は1編成のみとなっているそうですが、当該31606編成か、31609編成なのか分かりません。


東武の銀色車両の中でも、30000系のデザインは洗練されており、一番カッコイイと思いますが、ちょうど過渡期の登場となった影響で損したなぁと感じます。
東上線ではまだまだ活躍すると思われますが、伊勢崎線や日光線、乗り入れている半蔵門線や東急においては超レア種となっています。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (風旅記)
2020-07-02 02:10:26
こんばんは。
30000系はおそらくコストをかけて造った車両だったのではないかと思いますが、本来の役割からは中途半端な形で退いてしまった印象です。せっかくの6・4両編成もあまり生かされることもなく、東上線では固定編成になってしまいました。
車両のやりくりには専門的な知識がいるものだと思いますが、8000系もまだ多く残っている中で、短編成でも走れる特徴を生かさないままだったのは不思議にも見えます。
お写真、懐かしく拝見させて頂きました。
風旅記: https://kazetabiki.blog.fc2.com
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Unknown (キハ181つばさ)
2020-07-04 16:40:17
風旅記様
工場整備の関係とはいえ、本来の目的を達することなく、運転台を潰して使用するというのは、やはり計画が甘いという感じがしますね。
6両編成では今でも使い道があるのでしょうが、4両編成を運用する場所が殆ど無いようですので、切り離した編成を運用するより、10両固定化して東上線用とした方が扱いやすかったのでしょう。
近年は20年未満の使用でもあっさり交代廃車されてしまう例が良く見られるので、東上線に居る限りでは長生きの可能性があると思います。こちら側なら4両編成の使用区間もあるので、運転台復活の可能性もありますしね。
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