マル鉄・鉄道写真館

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国鉄 清水港線:三保駅

2019-08-15 06:03:00 | 国鉄ローカル線
国鉄 清水港線:三保駅


清水港線折戸駅からの続きで、さらに歩き続けると、翌日に運転される12系お座敷客車による団体列車の回送がやってきました。
写真を撮って見送ると、間もなく終点の三保駅に着きます。


※撮影は、昭和59年3月22日、清水港線三保駅にて。




単線の線路を歩いて行くと、三保駅の構内が見えてきました。
構内は想像を絶するほどの広さがあり、とても1日1往復のローカル線とは思えません。当時は良く知りませんでしたが、営業係数が全国1位だったことは今なら納得いくかもしれません。
12系お座敷客車が構内に入って来たことで、賑やかに動いていました。



スハフ422184


スハフ422286

配置客車はスハ43系の更新車(青色)ばかり5両で、通常は4両使用のようです。写真を見ただけでもこの時代としては非常に良い感じです。
考えてみると、この周辺には客車の配置はここ以外に全くなく、地域的には蒸気暖房車が一般的に思われますが、暖房を使用できないDD13牽引区間でありながら電気暖房車のみが配置されていることに違和感があります。もしかしたら、全国で旧型客車が淘汰された際、状態の良い客車を持ってきたのかもしれませんね。



駅名板

ホームは駅舎に接続した1面1線のみ。やはり貨物輸送の比重が大きい駅です。



駅舎

入口の部分しか撮っていませんでした。
上り列車の発車時間が近づくにつれ、どこからともなく大勢のファンが集まってきて、かつての烏山線アンドロメダ駅を思い出しました。



列車時刻表

大きさの関係からか、上りの到着列車まで表示されています。
清水から接続する列車も丁寧に案内されており、急行「東海」も今となっては懐かしい。
その横には編成の表示がちらっと写っており、最期に向けたファンサービスも有難く思います。



DD13140牽引 622レ

準備の整った622レ。この時代は線路からでも撮り放題。それでも撮り鉄は意外に少なかったイメージ。にわかお祭り家族っぽい感じの人たちが多かったように思います。
この日は、貨車がタキ5450形1両のみという寂しい編成でした。

半日かけて歩いた道を、この列車に乗って清水へと戻ります。

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