ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

スポーツが嫌いになりそう!

2021-04-26 08:52:14 | 世の中へ

 根っから体を動かすのは好きなんだよ。この歳になってもマラソン熱冷めてないし、週3回は走ってるくらい。農作業だって、運動とか鍛錬の延長って言えるかもな。小中生の頃は壁フリーキック、キャッチボールの毎日だったし、20代は山に出かけ、30歳過ぎてから年甲斐もなくラグビーに熱中し、40代から10年間は剣道一筋だった。演劇にのめり込む以前は、No sports No lifeの半生を渡って来たってことさ。

 やる側から見る側に席を移動しても、スポーツ大好きは変わらない。毎朝、最初に開く新聞ページはスポーツ欄だった。野茂やイチロウの活躍も常に追っていたし、サッカー日本代表戦は、女子だろうと、U20だろうと、U18だろうと、夜中でもあってもテレビにかじりついて来た。

 なのに、コロナ!意識ががらっと変わっちまった。

 今、スポーツ欄に目を通すことはほとんどない。テレビのスポーツ中継もサッカー代表戦だけだ。池江璃花子さんの復活劇なんて、なんか痛ましいばかりで、すぐにチャンネルを切り替えた。オリンピック予選?えっ、なに言ってんだ。

 コロナ悪化で毎日数十人の人が命を失い、感染者はぐんぐん増加の5000人突破!この先、どこまで広がることやら。そんなさなかに、オリンピック?

 3度目の非常事態宣言で、職を失い路頭に迷う人はさらに急増する。なのに、オリンピック?

 イベントや文化活動は軒並み禁止、長年の夢を諦めた人たちも数知れぬはず。それでも、オリンピック?

 海外からも中止の提案相次ぐ中でも、どうしても、オリンピック?

 すでに、国民の70%近くが、中止、あるいは延期を望んでいる東京オリパラ。未だに、中止に舵を切れないのは、スポンサー企業の圧力とそれに押されるIOCと、政権延命の切り札と縋る菅政権!そして、スポーツ選手たちの沈黙!

 出たい気持ちは痛いほどわかる。それまでの人生を掛けた努力の集大成だものな。しかし、ここまで来たら、自分のことだけ考えてたらだめなんじゃないか?国民に夢と勇気を与えられる、なんて、むなしいお題目を後生大事に抱えていして欲しくない。

 まずは、社会の混乱、世間の動向、人々の視線、しっかり受け止めてくれ。そして、自分の頭で考えてくれよ。叩かれる、炎上する、なんて心配せずに、発言、発信するんだ。ワクチン優先的に摂取してもらって、大会出場、なんて、見苦しい人間であって欲しくない。オリンピック開催のために、医療従事者10000人が割かれる、そこに目をやって欲しいのさ。オリンピック強行で、何人の命が失われることか!

 どうもなぁ、スポーツ選手は自分の分野以外について頭を働かす習慣がとても弱い気がするんだよ。ひたすら練習を積み、成績を上げる、それのみ考えまい進する。それって、競争馬の視界を限定するブリンカー・「遮眼革」と同じじゃないか。馬車馬のように、って譬え、当てはまらないか?

 物言わぬスポーツマン!意見を持たぬ運動選手!ひたすら監督、コーチの指示を守って成長した来た悪しき結果が、これだ。だから、活躍した選手は、使いやすい陣笠として、与党のその他大勢に迎えられる。橋本聖子、馳浩、鈴木大地、谷亮子・・・役はついても操り人形、それもスポーツ限定!

 もっと、広く世の中を見て、異分野の人たちと接し、自分を客観視できる資質を養うべきなんだぜ。そして、深く思い悩んだ末に達した意見は、怖がらず、損得考えず、はっきりと表明する、そんなスポーツマンになって行って欲しいんだよ。

 ほら、大阪なおみだっているじゃないか。

 

 


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