おっ、腰、張ってないぞ!布団内ストレッチなしですんなり起きられた。しかも7時前だし。よしっ。
が、天窓を見て、一気に沈んだ。雪だぜ、またまたまた雪だぜぇぇぇ。おい、お天気さん、勘違いしてやしないか?もう4月だからね、春だから。週一雪っておかしいだろが。気分はへたって横たわる。寒いしな。
張りはない。が、重い。なんじゃこのかったるさわ!シャキッとせんかい、シャキッと、って鼓舞する声も出てこない。飯食うのも面倒、パンとコーヒーで済ますか、ってこれがまた気分を右肩下がりに追い込む。いかん、これでは栄養不足だぜ、牛乳でも飲むか。で、今度は腹がもたれる。
時々やってくる落ち込み沼、気に入らぬ雪降りだけが原因じゃない。やるべき課題をずるずると先延ばししてる時にはまり込む。そう、朝飯をパンに変えたなんて、まずい。ストーブ前に灰や木っ端が散らばってるのもよくない。予定の農作業ができないのも効いてる。
が、一番の棚上げ逃避は、コント書きを知らんぷりしてることにある。知ってんだ、そんなこと。約束じゃ4月初めまでに、ってことだったのに、もう中旬。いい加減にせえよ、って、買い込んだ資料本が横目で睨んでいる。
そう、認知症者サポート講座のコント、今年も頼まれてるんだ。4年目、だったら今年は新作でお願いね、って。そりゃそうだ、たとえ見る側が変わっても、四年一日、同じ作品やってるなんて、菜の花座の沽券にかかわる。なんて、偉そうにそっくり返るから、後で痛い目に遭うわけよ。本だって、買ったはいいが、未だに表紙さえ開いていない。この負い目、この引け目、この後ろめたさ。なっ、こりゃどうしたって、滅入るだろ。
解決策?そりゃ簡単さ。読み始めりゃいいのよ。書き始めりゃいいのよ。
でも、そこんとこ、吹っ切れないのが、この落ち込み沼ってやつなんだぜ。読みかけの小説、ダラダラと読み続けてるし。夜は、酒飲みながらビデオにうつつを抜かしている。どうも、この村上春樹、読み終えるまで、コント気分にゃならんのだぜ。あっ、そうか、も一つ、心萎える理由、この春樹本にあったんだ。この多彩なメタファのの連打、連投!もう圧倒され打ちのめされて、心はダウン寸前ってことなのさ。だから、途中で放り出すわけにゃいかない。そんなことしたら試合放棄ってやつだからな。せめて、最後まで、乱打痛打を浴び続けるしかない。そこからだ、やおら立ち上がるのは。コントのリングに上がるのは。
と言って、今ここにあるウツ気分を放っておくわけにもいかんぞ。夜には稽古もあるしな。
が、これも心配はいらんのだぜ。こういうグダグダ、ずぶずぶから抜け出すとっておき、知ってるからな。それは、走ること!そう、面倒でも、気が乗らなくても、自ら尻叩いてジムに向かう。ビートの利いたポップスとか聞きながら、ともかく、走る。体中に血をめぐらせる。びっしり汗をかいて、脳内気落ち物質を絞り出す。代わりに、やる気伝達物質ドーパミンを充満させる。40分も体酷使すりゃ、十分だ。気分はすっかり持ち直してる。
それを知ってる、それを実行できる、ってとこらへんが、長く生きて来た余得ってもんかな。もう70年も付き合ってきたからな、この柔で怠け者の心とは。圧勝できないまでも、引き分けに持ち込むくらいの手練手管は身に着けてきたのさ。これが、年寄りの知恵ってもんかも知れんさ。
心が悲鳴を上げてる時にゃ、体動かす。涙が流れる時にゃ、ほら、上を向いて、走ろう!って言うじゃないか。あっ、歩く、だったか。まっ、同じよなもんよ、ウォーキングもランニングも、効果としちゃ。って、ことで、さっ、走りに行こう!!
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